地底御嶽(共通語)

概要

ここから二キロまでは行かない地底に大和御願とか唐御願とかいうのがあるそうだよ。あそこは、なんか大昔に首里の弁が岳の神様がどこかへ行ってしまって、沖縄全体探しても見つからんもんだから、捜しに来たらちょうどあそこに鳥が飛んでおったから、そこだと分かって、そこに祀られたのが地底御嶽と言うんだね。だから地底御嶽は、弁が岳の神様の分身という聞いたよ。あそこはまたたウマブサの御願とも言われておったんだよ。どうしてそう言われたかというと、その昔、村にウマブサという役職があってね、その役職の人は、朝早くから晩遅くまで耕地を回って野に繋いでおった牛や馬が綱を切って逃げたりするとね、逃げた牛馬が畑を荒らすから、逃げてる馬を捜して捕まえた縄で繋いだりする監視役であったらしいんだ。それでね、あの当時だからウマブサという役職の人はいったん朝早くあの今の地底御願に行って、「今日の自分の仕事が無事におわるように。」と手を合わせてそして牛や馬は野原におるから村の耕作地の全般を回るらしいんだな。また、一日が終わったらね、逃げた馬牛の主には無事に繋いでおいたと報告してね、それから、地底御願に、「今日も無事に終わった。」と手を合わせて一日のことを神にまた報告をやったらしいよ。その証拠に自分は陰日向なく一日回ったという証拠にこのぐらいの珊瑚礁の石を一つ持ってきてね、標高何十メートルぐらいあるかな、あそこの池底森(ぎすくむる)と言う森の頂上に一日中回ったっていう印に置いとくらしい。この石も戦争中に兵隊が向こうにおったもんだから、あそこに壕を掘ったりしてなくなったんじゃないかな。

再生時間:10:12

民話詳細DATA

レコード番号 47O341274
CD番号 47O34C098
決定題名 地底御嶽(共通語)
話者がつけた題名 ギシュク御嶽の話
話者名 白金光邦
話者名かな しろがねみつくに
生年月日 19180613
性別
出身地 沖縄県石垣市字平得
記録日 19980314
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市平得 T77 A09
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 地底,大和御願,唐御願,首里,弁が岳,神様,沖縄,探して,鳥,祀られた,地底御嶽,分身,ウマブサ,御願,役職,牛,馬,監視役,池底森,印,石
梗概(こうがい) ここから二キロまでは行かない地底に大和御願とか唐御願とかいうのがあるそうだよ。あそこは、なんか大昔に首里の弁が岳の神様がどこかへ行ってしまって、沖縄全体探しても見つからんもんだから、捜しに来たらちょうどあそこに鳥が飛んでおったから、そこだと分かって、そこに祀られたのが地底御嶽と言うんだね。だから地底御嶽は、弁が岳の神様の分身という聞いたよ。あそこはまたたウマブサの御願とも言われておったんだよ。どうしてそう言われたかというと、その昔、村にウマブサという役職があってね、その役職の人は、朝早くから晩遅くまで耕地を回って野に繋いでおった牛や馬が綱を切って逃げたりするとね、逃げた牛馬が畑を荒らすから、逃げてる馬を捜して捕まえた縄で繋いだりする監視役であったらしいんだ。それでね、あの当時だからウマブサという役職の人はいったん朝早くあの今の地底御願に行って、「今日の自分の仕事が無事におわるように。」と手を合わせてそして牛や馬は野原におるから村の耕作地の全般を回るらしいんだな。また、一日が終わったらね、逃げた馬牛の主には無事に繋いでおいたと報告してね、それから、地底御願に、「今日も無事に終わった。」と手を合わせて一日のことを神にまた報告をやったらしいよ。その証拠に自分は陰日向なく一日回ったという証拠にこのぐらいの珊瑚礁の石を一つ持ってきてね、標高何十メートルぐらいあるかな、あそこの池底森(ぎすくむる)と言う森の頂上に一日中回ったっていう印に置いとくらしい。この石も戦争中に兵隊が向こうにおったもんだから、あそこに壕を掘ったりしてなくなったんじゃないかな。
全体の記録時間数 10:22
物語の時間数 10:12
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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