アイナマ石(共通語)

概要

移民部落の久宇良部落の手前によ、松山があったよ。向こうの中にアイナマ石というのがある。アイナマというのはお嫁さんのことです。昔、川平村からね、平久保に嫌がる女を無理矢理にお嫁入りさせたわけ。そしてみんなで駕籠に乗せて担いで、平久保近くになったらこの女は嫌がって、「何とかしてこれを逃れないといけない。どうするかな。」と思いながらもこう来て、ちょうど久宇良の松林の中に差しかかった時に、「ちょっと用を足したい。待ってちょうだい。」というもんだから、「じゃあ山の中に行って用を済ませてこい。」ということになって、この女は山の中に行ったが、しばらくしても出て来ないもんだから、「どうしたのかな。」と連れの者達が山の中に入って行って見たらこの女は石になっておったと。あんなに嫌がる人を無理矢理連れてきたら女は最後石になって、お嫁にも行かないで済んだと。だからあの石をアイナマ石というようになった。

再生時間:1:43

民話詳細DATA

レコード番号 47O341256
CD番号 47O34C097
決定題名 アイナマ石(共通語)
話者がつけた題名
話者名 田本浩
話者名かな たもとひろし
生年月日 19240726
性別
出身地 沖縄県石垣市字平得
記録日 19980314
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市平得 T75 B08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 久宇良部落,松山,アイナマ石,お嫁さん,川平村,平久保,駕籠,用,山の中,石
梗概(こうがい) 移民部落の久宇良部落の手前によ、松山があったよ。向こうの中にアイナマ石というのがある。アイナマというのはお嫁さんのことです。昔、川平村からね、平久保に嫌がる女を無理矢理にお嫁入りさせたわけ。そしてみんなで駕籠に乗せて担いで、平久保近くになったらこの女は嫌がって、「何とかしてこれを逃れないといけない。どうするかな。」と思いながらもこう来て、ちょうど久宇良の松林の中に差しかかった時に、「ちょっと用を足したい。待ってちょうだい。」というもんだから、「じゃあ山の中に行って用を済ませてこい。」ということになって、この女は山の中に行ったが、しばらくしても出て来ないもんだから、「どうしたのかな。」と連れの者達が山の中に入って行って見たらこの女は石になっておったと。あんなに嫌がる人を無理矢理連れてきたら女は最後石になって、お嫁にも行かないで済んだと。だからあの石をアイナマ石というようになった。
全体の記録時間数 2:30
物語の時間数 1:43
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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