平得になぜこの水元(みずむとぅ)の神だという地底御嶽(ぎしゅくおん)が建ったかというと、その昔、首里に水元(みずむとぅ)の神として祀られて拝んでいた大きな石があったけれども、この石がいつの間にかなくなったと。そこで首里からね、「これを探さんといけない。石垣にも渡って話を聞いてみよう。」とその筋の人達が探しにきたと。そうしたら向こうに来た時に森の木の枝にまだ見たことない鳥が止まっていたもんだから、「これは珍しい。」と鳥の止まってる木の下に来たら、首里にあった水元(みずむとぅ)の神として拝んでいた石がここにあったと。それからここは平得の水元(みずむとぅ)の神だと祀られるようになったのが地底御嶽(ぎしゅくおん)で、平得のほかの神は人間を祀ったものだから、これが平得村の中で唯一の本当の神が祀られている御願だと言われている。向こうがほんとに水元(みずむとぅ)と言われた所以(ゆえん)はね、今でも向こうはちょっとした小高い森になっていて、その森の中に地底御嶽(ぎしゅくおん)はあるんだけれども、この辺みんなアルカリだけどこの森だけは土質が酸性土壌で土質が違って、花崗岩ていうのはもともと山にしかないけどね、その森だけには花崗岩があるわけ。そして、この辺りは十四、五尋(ひろ)ぐらい掘らないと出てこないけど、むこうの森は地下水の水脈が高くてわずか二、三メーターでも水が出て、井戸はどんな旱魃があっても水が涸れないから水元の神だと言われておるわけさ。
| レコード番号 | 47O341247 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C096 |
| 決定題名 | 池城御嶽(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 地底御嶽(ギシュクオン) |
| 話者名 | 田本浩 |
| 話者名かな | たもとひろし |
| 生年月日 | 19240726 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字平得 |
| 記録日 | 19980314 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市平得 T75 A08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 平得,水元の神,地底御嶽,首里,大きな石,石垣,森の木の枝,見たことない鳥,平得,ぎしゅくおん,みずむとぅ,御願,アルカリ,酸性土壌,花崗岩,井戸,旱魃,水が涸れない |
| 梗概(こうがい) | 平得になぜこの水元(みずむとぅ)の神だという地底御嶽(ぎしゅくおん)が建ったかというと、その昔、首里に水元(みずむとぅ)の神として祀られて拝んでいた大きな石があったけれども、この石がいつの間にかなくなったと。そこで首里からね、「これを探さんといけない。石垣にも渡って話を聞いてみよう。」とその筋の人達が探しにきたと。そうしたら向こうに来た時に森の木の枝にまだ見たことない鳥が止まっていたもんだから、「これは珍しい。」と鳥の止まってる木の下に来たら、首里にあった水元(みずむとぅ)の神として拝んでいた石がここにあったと。それからここは平得の水元(みずむとぅ)の神だと祀られるようになったのが地底御嶽(ぎしゅくおん)で、平得のほかの神は人間を祀ったものだから、これが平得村の中で唯一の本当の神が祀られている御願だと言われている。向こうがほんとに水元(みずむとぅ)と言われた所以(ゆえん)はね、今でも向こうはちょっとした小高い森になっていて、その森の中に地底御嶽(ぎしゅくおん)はあるんだけれども、この辺みんなアルカリだけどこの森だけは土質が酸性土壌で土質が違って、花崗岩ていうのはもともと山にしかないけどね、その森だけには花崗岩があるわけ。そして、この辺りは十四、五尋(ひろ)ぐらい掘らないと出てこないけど、むこうの森は地下水の水脈が高くてわずか二、三メーターでも水が出て、井戸はどんな旱魃があっても水が涸れないから水元の神だと言われておるわけさ。 |
| 全体の記録時間数 | 3:15 |
| 物語の時間数 | 3:10 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |