オヤケ赤蜂と長田大主(共通語)

概要

長田大主は波照間出身で大きくなって石垣に来て村を治める人になった。オヤケ赤蜂も波照間出身で青年時代はお互いライバル同士であった。長田大主は石垣、オヤケ赤蜂は大浜の長を務めていた。長田大主は首里王府と関係していた。赤蜂はお正月や何か行事があるとお祭りをしていたが、王府の方から農民が事あるごとに祭りをしていたのでは年貢を納められないから、祭りを禁止する命令が出た。赤蜂は農民を苦しめる税は納めないと謀反を起こした。長田大主は赤蜂をなだめるために妹の姑乙姥を赤蜂の嫁に差し出した。長田大主は妹にどうにもならないときは殺せと言っておいたのだが、姑乙姥は赤蜂の味方になったので、裏切り者ということになった。首里王府からは長田大主に赤蜂征伐の命令が下り、宮古の仲宗根豊見親と長田大主は赤蜂を攻めた。上陸する敵軍を待ち構えていた赤蜂は、浜に大きな甕を並べてそれに蓑笠をかぶせて、遠くから見たら人のように見えるようにして置いておいた。しかし、しばらくすると偽装だということがばれて一気に攻め入られた。ソコバルというところで赤蜂は討たれた。ソコバルは今はダムのあるところで於茂登岳の下方にある。裏切り者の姑乙姥の墓は、今の新川にある真乙姥御嶽のなかにある。そこで綱引きがある時は、それを見に来る人にわざと踏まれるようなところに置かれた。ずっと後になって赤蜂は賊軍ではなく、農民の味方の大将として歴史的人物であるということになり、姑乙姥の墓もちゃんとしたところに移された。

再生時間:11:33

民話詳細DATA

レコード番号 47O341210
CD番号 47O34C094
決定題名 オヤケ赤蜂と長田大主(共通語)
話者がつけた題名
話者名 田本信精
話者名かな たもとしんせい
生年月日 19170919
性別
出身地 沖縄県石垣市字平得
記録日 19980314
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市平得 T73 A04
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 長田大主,波照間出身,石垣,オヤケ赤蜂,ライバル同士,大浜,首里王府,お祭り,農民,年貢,禁止,命令,謀反,妹,姑乙姥,嫁,裏切り者,征伐,宮古,仲宗根豊見親,大きな甕,蓑笠,ソコバル於茂登岳,墓,新川,真乙姥御嶽,綱引き,賊軍,農民の味方,歴史的人物
梗概(こうがい) 長田大主は波照間出身で大きくなって石垣に来て村を治める人になった。オヤケ赤蜂も波照間出身で青年時代はお互いライバル同士であった。長田大主は石垣、オヤケ赤蜂は大浜の長を務めていた。長田大主は首里王府と関係していた。赤蜂はお正月や何か行事があるとお祭りをしていたが、王府の方から農民が事あるごとに祭りをしていたのでは年貢を納められないから、祭りを禁止する命令が出た。赤蜂は農民を苦しめる税は納めないと謀反を起こした。長田大主は赤蜂をなだめるために妹の姑乙姥を赤蜂の嫁に差し出した。長田大主は妹にどうにもならないときは殺せと言っておいたのだが、姑乙姥は赤蜂の味方になったので、裏切り者ということになった。首里王府からは長田大主に赤蜂征伐の命令が下り、宮古の仲宗根豊見親と長田大主は赤蜂を攻めた。上陸する敵軍を待ち構えていた赤蜂は、浜に大きな甕を並べてそれに蓑笠をかぶせて、遠くから見たら人のように見えるようにして置いておいた。しかし、しばらくすると偽装だということがばれて一気に攻め入られた。ソコバルというところで赤蜂は討たれた。ソコバルは今はダムのあるところで於茂登岳の下方にある。裏切り者の姑乙姥の墓は、今の新川にある真乙姥御嶽のなかにある。そこで綱引きがある時は、それを見に来る人にわざと踏まれるようなところに置かれた。ずっと後になって赤蜂は賊軍ではなく、農民の味方の大将として歴史的人物であるということになり、姑乙姥の墓もちゃんとしたところに移された。
全体の記録時間数 12:17
物語の時間数 11:33
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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