真栄里マニカ(共通語)

概要

真栄里に真栄里マニカと呼ばれる三人の兄弟がいた。一人は三味線、一人は笛、一人は太鼓と、三人とも音楽好きで、怠け者で働かず、人頭税を払う米もないので、山の中に逃げて、田んぼの小屋に隠れ住み、夜になると人の畑から芋などを盗んでいた。ある日、平得の鳩間という猟師が十数匹の犬を連れて山に入り、三人兄弟とばったり出会う。三人兄弟は猟師を殺そうとするが、逆に犬に飛びかかられて、慌てた三人は猟師に何でもするからと助けを求めた。猟師は三人に田畑を開墾させ、代わりに食べ物を与えた。マニカは住むところをかえて、あちらこちらに移り住んだ。ある時、田本という人が火種(ピナー)を消してしまい大変困っていると、マイシ山の中に明かりが見えたので歩いていくと、三人兄弟がいた。田本は大変びっくりしたが、絶対人には喋らないと約束して命だけは助けてもらった。ある時アサマカー(朝食)の準備のために芋を掘っていた女をつかまえて三人の妻にした。この女は頭が良かったので、三人の着物を織るから道具を取りに行かせてくれといって村に戻り、マニカの住処を村人に報告した。村人は三人を名蔵のアンパル浜に追いつめ、まき網を広げて捕まえた。それで、その地は網を張ったということでアンパルという地名がついた。その後、田本という人は三人の住処を知っていたのに黙っていたので、西表に島流しになった。田本は平得の部落を忘れないようにと田本姓から平得姓に変えた。今でも西表には田本の畑が残っている。

再生時間:23:56

民話詳細DATA

レコード番号 47O341442
CD番号 47O34C110
決定題名 真栄里マニカ(共通語)
話者がつけた題名
話者名 浜端正雄
話者名かな はまはたまさお
生年月日 19181030
性別
出身地 沖縄県石垣市字真栄里
記録日 19980314
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市真栄里 T87 B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 真栄里,真栄里マニカ,三人の兄弟,三味線,笛,太鼓,怠け者,人頭税,山,盗んで,平得,鳩間,猟師,犬,開墾,田本,火種,ピナー,マイシ山,アサマカー,芋,女,妻,村人,名蔵,アンパル浜,まき網,西表,島流し
梗概(こうがい) 真栄里に真栄里マニカと呼ばれる三人の兄弟がいた。一人は三味線、一人は笛、一人は太鼓と、三人とも音楽好きで、怠け者で働かず、人頭税を払う米もないので、山の中に逃げて、田んぼの小屋に隠れ住み、夜になると人の畑から芋などを盗んでいた。ある日、平得の鳩間という猟師が十数匹の犬を連れて山に入り、三人兄弟とばったり出会う。三人兄弟は猟師を殺そうとするが、逆に犬に飛びかかられて、慌てた三人は猟師に何でもするからと助けを求めた。猟師は三人に田畑を開墾させ、代わりに食べ物を与えた。マニカは住むところをかえて、あちらこちらに移り住んだ。ある時、田本という人が火種(ピナー)を消してしまい大変困っていると、マイシ山の中に明かりが見えたので歩いていくと、三人兄弟がいた。田本は大変びっくりしたが、絶対人には喋らないと約束して命だけは助けてもらった。ある時アサマカー(朝食)の準備のために芋を掘っていた女をつかまえて三人の妻にした。この女は頭が良かったので、三人の着物を織るから道具を取りに行かせてくれといって村に戻り、マニカの住処を村人に報告した。村人は三人を名蔵のアンパル浜に追いつめ、まき網を広げて捕まえた。それで、その地は網を張ったということでアンパルという地名がついた。その後、田本という人は三人の住処を知っていたのに黙っていたので、西表に島流しになった。田本は平得の部落を忘れないようにと田本姓から平得姓に変えた。今でも西表には田本の畑が残っている。
全体の記録時間数 25:38:00
物語の時間数 23:56
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

トップに戻る

TOP