多田御嶽(共通語)

概要

昔は、今から何百年か前かね、人頭税の穀物を献上するために穀物の俵とか女の織った反物なんかを琉球王府に持って行くでしょう。あれを持っていくために昔の船は南風(はいかじ)なんかが吹くと、その南風を首里に行って、帰って来るときは、風に押されて来るために北風を利用したんじゃないかね。そのときに、多田御願では、大阿母御嶽(おおあぼううたき)の元になる多田ブナリと言う人が、飲まず食わずでね、無事に琉球王府に奉納でき、無事に船が帰って来るようにと願いをされたから、無事に船が首里まで無事に着いたんですよね。そうして、これが上司に認められてね、司の最高の位の大阿母という神主の称号を授けられたって言う話ですね。だから大変貴重な御願ですよね。また、その人が安南(あんなん)て言うから、今のベトナム、シャムの国かな。向こうの国からお米の種を持って来られたというのもあるんだけど、この多田ブナリと言う人の子孫は今でもいらっしゃいますが、大変信仰の厚い家でしすよね。だから、綱引きするときは、未だに必ず向こうの御嶽の前にね、正々堂々と揃ってこんなに豊年祭をやっておるんですけどね。

再生時間:3:24

民話詳細DATA

レコード番号 47O341417
CD番号 47O34C108
決定題名 多田御嶽(共通語)
話者がつけた題名
話者名 細工利夫
話者名かな さいくとしお
生年月日 19200930
性別
出身地 沖縄県石垣市字真栄里
記録日 19980313
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市真栄里 T86 B02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 人頭税,穀物,献上,反物,琉球王府,船,南風,はいかじ,首里,北風,多田御願,大阿母御嶽,多田ブナリ,無事,神主の称号,安南,お米の種,綱引き,豊年祭
梗概(こうがい) 昔は、今から何百年か前かね、人頭税の穀物を献上するために穀物の俵とか女の織った反物なんかを琉球王府に持って行くでしょう。あれを持っていくために昔の船は南風(はいかじ)なんかが吹くと、その南風を首里に行って、帰って来るときは、風に押されて来るために北風を利用したんじゃないかね。そのときに、多田御願では、大阿母御嶽(おおあぼううたき)の元になる多田ブナリと言う人が、飲まず食わずでね、無事に琉球王府に奉納でき、無事に船が帰って来るようにと願いをされたから、無事に船が首里まで無事に着いたんですよね。そうして、これが上司に認められてね、司の最高の位の大阿母という神主の称号を授けられたって言う話ですね。だから大変貴重な御願ですよね。また、その人が安南(あんなん)て言うから、今のベトナム、シャムの国かな。向こうの国からお米の種を持って来られたというのもあるんだけど、この多田ブナリと言う人の子孫は今でもいらっしゃいますが、大変信仰の厚い家でしすよね。だから、綱引きするときは、未だに必ず向こうの御嶽の前にね、正々堂々と揃ってこんなに豊年祭をやっておるんですけどね。
全体の記録時間数 3:49
物語の時間数 3:24
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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