昔、暁の時を知らせる役所の人が、ある日早起きすると、三人で杵をつく(ミーネーライナツキ)ようなドンドンドンという音が聞こえたので、家の屋根にのぼって海のほうを見ると、潮がずっと沖まで引いていた。こういうときは津波が来ると思い、家族を起こし、妻に子どもを真乙姥御嶽の大木に縛らせ、自分は皆に知らせるために半鐘かなにかを鳴らした。子どもは津波の難を逃れることができた。津波は二回寄せてきた。家譜に、午前4時ごろ津波が来たと書かれている。ちょうど三月三日の後か何かで、若い連中は、浜下りしていたために大きな被害になった。沖縄は当時支那年号を使っていて、ケンリュウ三十四年の卯の年に津波がやってきたのだが、牧野キヨシ先生が日本の年号明和を当てた。話は別だが、昭和八年に大暴風がきた。話者は当時小学校3年生。学校も民家もみんなつぶれた。
| レコード番号 | 47O340603 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C041 |
| 決定題名 | 明和の大津波(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山根慶子 |
| 話者名かな | やまねけいこ |
| 生年月日 | 19241105 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字新川 |
| 記録日 | 19980312 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字新川 T49 A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 慶応元年生まれのお祖母さんから聞いた |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 暁の時,役所,早起き,ミーネーライナツキ,音,屋根,海,潮,沖,津波,家族,妻,子ども,真乙姥御嶽,大木,半鐘,若い連中,浜下り,被害,ケンリュウ三十四年,卯の年,明和 |
| 梗概(こうがい) | 昔、暁の時を知らせる役所の人が、ある日早起きすると、三人で杵をつく(ミーネーライナツキ)ようなドンドンドンという音が聞こえたので、家の屋根にのぼって海のほうを見ると、潮がずっと沖まで引いていた。こういうときは津波が来ると思い、家族を起こし、妻に子どもを真乙姥御嶽の大木に縛らせ、自分は皆に知らせるために半鐘かなにかを鳴らした。子どもは津波の難を逃れることができた。津波は二回寄せてきた。家譜に、午前4時ごろ津波が来たと書かれている。ちょうど三月三日の後か何かで、若い連中は、浜下りしていたために大きな被害になった。沖縄は当時支那年号を使っていて、ケンリュウ三十四年の卯の年に津波がやってきたのだが、牧野キヨシ先生が日本の年号明和を当てた。話は別だが、昭和八年に大暴風がきた。話者は当時小学校3年生。学校も民家もみんなつぶれた。 |
| 全体の記録時間数 | 8:59 |
| 物語の時間数 | 8:41 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |