石垣島の人類発祥の話が伝わる石城丘(いしすくむる)は、石を取るために掘ってしまって、水が溜まるほどの大穴ができてしまった。昔、この石城丘(いしすくむる)にブナル〔女兄弟〕、ビギル〔男兄弟〕の兄妹が住んでおって、その兄妹がある日、神様から、「あんた達はこっちからまっすぐ南に下りて行って、そこで自分のメーを取って暮らしなさい。」と言うような御告げをもらって南に下りてきたところが、今石垣(いしがき)にある宮鳥御嶽(みやとりおたけ、めーとるおん)ですね。そこで村を創建して、石垣(いしがき)四箇村(し かむら)の一番の元になったというんです。この「メーを取る。」の「メー」は場所の意味で、例えば、私共の時代までは、山に薪を取りに行くとね、いち早くその帰りの薪を積んで縛る場所をね、「あ、ここが私のメーよ。」と言って、それぞれの「メー」を皆決めておくんですよ。だから、場所を取ると言うことを「メーを取る。」と言って、その言葉よく使ったんですよ。石城丘(いしすくむる)から下りてきた二人は、神様から、「ここをまっすぐ南に下りて行って、そこに自分の居を構えるメーを取って生活すればきっと栄える。」と言うような御告げをいただいて、宮鳥御嶽(みやとりおたけ)に自分の居場所の広場(めー)を取って暮らしたんですね。先祖を祀ってあるところを御嶽(おん)というので、そのお二人が祀られてところをメートルオンと言うんです。島の言葉で言うと、メートルオンは、先祖が住んだ場所で、その先祖が祀られている所という意味になります。文字が出てきてから、今の宮と小鳥の鳥で、宮鳥というふうにこう文字があてられていますが、この文字からはこのメートルの本当の意味は出てこないですよね。
| レコード番号 | 47O340512 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C036 |
| 決定題名 | 宮鳥御嶽の由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 山根慶子 |
| 話者名かな | やまねけいこ |
| 生年月日 | 19241105 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字新川 |
| 記録日 | 19970913 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字新川 T43 B03 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 慶応元年生まれのお祖母さんから聞いた |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 石城丘,イシスクムル,宮鳥御嶽,めーとるおん,ブナル,ビギル,神様,メー,御告げ,石垣,村,創建,居場所,先祖,メートルオン |
| 梗概(こうがい) | 石垣島の人類発祥の話が伝わる石城丘(いしすくむる)は、石を取るために掘ってしまって、水が溜まるほどの大穴ができてしまった。昔、この石城丘(いしすくむる)にブナル〔女兄弟〕、ビギル〔男兄弟〕の兄妹が住んでおって、その兄妹がある日、神様から、「あんた達はこっちからまっすぐ南に下りて行って、そこで自分のメーを取って暮らしなさい。」と言うような御告げをもらって南に下りてきたところが、今石垣(いしがき)にある宮鳥御嶽(みやとりおたけ、めーとるおん)ですね。そこで村を創建して、石垣(いしがき)四箇村(し かむら)の一番の元になったというんです。この「メーを取る。」の「メー」は場所の意味で、例えば、私共の時代までは、山に薪を取りに行くとね、いち早くその帰りの薪を積んで縛る場所をね、「あ、ここが私のメーよ。」と言って、それぞれの「メー」を皆決めておくんですよ。だから、場所を取ると言うことを「メーを取る。」と言って、その言葉よく使ったんですよ。石城丘(いしすくむる)から下りてきた二人は、神様から、「ここをまっすぐ南に下りて行って、そこに自分の居を構えるメーを取って生活すればきっと栄える。」と言うような御告げをいただいて、宮鳥御嶽(みやとりおたけ)に自分の居場所の広場(めー)を取って暮らしたんですね。先祖を祀ってあるところを御嶽(おん)というので、そのお二人が祀られてところをメートルオンと言うんです。島の言葉で言うと、メートルオンは、先祖が住んだ場所で、その先祖が祀られている所という意味になります。文字が出てきてから、今の宮と小鳥の鳥で、宮鳥というふうにこう文字があてられていますが、この文字からはこのメートルの本当の意味は出てこないですよね。 |
| 全体の記録時間数 | 4:12 |
| 物語の時間数 | 2:26 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |