十六日由来(共通語)

概要

昔、親が年老いて亡くなったので、孝行な息子は毎日が悲しく寂しい日を過ごしていました。一月一六日の月夜の晩にあまりの親恋しさに酒肴を携えてお墓へ参りました。墓前でおいおい泣きながら親に話かけると、不思議なことに亡くなった親が姿を見せたので、親子は酒を酌み交わし肴を食べながら数々の話を交わしました。息子は次の日、「あれは夢ではない。まずは墓を訪れてみよう。」と昨夜の墓へ行って二人が座ったところに目をやると、親が食べたはずの御馳走がこんもりと残っていたそうです。そこで息子は、「一月一六日の日は亡くなった人と生きている家族が交流のできる日に違いない。」と思い、それから毎年その日は酒肴携行で墓参りをしているとそれを伝え聞いた村人達も真似るようになり、今の一月一六日の定着した行事になっているそうです。

再生時間:1:46

民話詳細DATA

レコード番号 47O340496
CD番号 47O34C035
決定題名 十六日由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 山根慶子
話者名かな やまねけいこ
生年月日 19241105
性別
出身地 沖縄県石垣市字新川
記録日 19970913
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市字新川 T43 A03
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説、 民俗
発句(ほっく) むかし
伝承事情 慶応元年生まれのお祖母さんから聞いた
文字化資料
キーワード 十六日祭,親,孝行な息子,一月一六日,月夜の晩,親恋しさ,酒肴,お墓,御馳走
梗概(こうがい) 昔、親が年老いて亡くなったので、孝行な息子は毎日が悲しく寂しい日を過ごしていました。一月一六日の月夜の晩にあまりの親恋しさに酒肴を携えてお墓へ参りました。墓前でおいおい泣きながら親に話かけると、不思議なことに亡くなった親が姿を見せたので、親子は酒を酌み交わし肴を食べながら数々の話を交わしました。息子は次の日、「あれは夢ではない。まずは墓を訪れてみよう。」と昨夜の墓へ行って二人が座ったところに目をやると、親が食べたはずの御馳走がこんもりと残っていたそうです。そこで息子は、「一月一六日の日は亡くなった人と生きている家族が交流のできる日に違いない。」と思い、それから毎年その日は酒肴携行で墓参りをしているとそれを伝え聞いた村人達も真似るようになり、今の一月一六日の定着した行事になっているそうです。
全体の記録時間数 1:59
物語の時間数 1:46
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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