与那国に両側を岩にはさまれた小さい浜があった。与那国はその頃人間が多かったので、それを制限するために死刑にされる人が多かった。死刑に決まった人は、夜、南のほうに逃げる計画をたて、浜に舟を隠しておいた。夜になると皆が集まった。夫婦で一人だけ死刑に決まった妻があり、その人が「生活するにはどうしても鍋が必要だと」と言って村まで鍋をとりに戻った。集まった人たちは「一人の人間のために皆が死刑にされるのは困る」といことで、舟を漕ぎ出した。鍋を取りに戻った女は舟に乗り遅れた。女は「この鍋を取りに行ったために船に乗り遅れ、死刑になるのだ」と非常に残念がり、その浜で鍋をひっかき、夫のところにも戻りきれず、そのまま死んだ。それからその浜はナビカキ浜と呼ばれるようになった。
| レコード番号 | 47O340461 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C033 |
| 決定題名 | ナビカキ浜の由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 石川正松 |
| 話者名かな | いしかわせいしょう |
| 生年月日 | 18980511 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字新川 |
| 記録日 | 19760803 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市字新川 T17 A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 与那国,小さい浜,死刑,島流し,夜,南,逃げる,舟,夫婦,妻,鍋,乗り遅れた,ナビカキ浜 |
| 梗概(こうがい) | 与那国に両側を岩にはさまれた小さい浜があった。与那国はその頃人間が多かったので、それを制限するために死刑にされる人が多かった。死刑に決まった人は、夜、南のほうに逃げる計画をたて、浜に舟を隠しておいた。夜になると皆が集まった。夫婦で一人だけ死刑に決まった妻があり、その人が「生活するにはどうしても鍋が必要だと」と言って村まで鍋をとりに戻った。集まった人たちは「一人の人間のために皆が死刑にされるのは困る」といことで、舟を漕ぎ出した。鍋を取りに戻った女は舟に乗り遅れた。女は「この鍋を取りに行ったために船に乗り遅れ、死刑になるのだ」と非常に残念がり、その浜で鍋をひっかき、夫のところにも戻りきれず、そのまま死んだ。それからその浜はナビカキ浜と呼ばれるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 4:32 |
| 物語の時間数 | 4:03 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |