名馬の赤馬(あかんま)は宮良の師番が養っておられたと聞いているね。この師番は非常に馬好きで日ごろ自分の子供のように非常にかわいがっておられた。この赤馬は、本当に名馬だったんですね。水を入れた茶碗を持った師番を乗っけても乗り心地よい小走りだから茶碗の水が溢れないぐらいだった。その馬のことを首里の御主加那志(う し が な しー)が聞いて、「八重山にこういう馬がいるそうだ。それじゃあすぐ献上させよ。」と権力の力によって献上させることになったから、師番は涙ながらに、「首里王府の言われることでしたらこれは仕方なく献上しなければいかない。」と言ってこの自分の名馬を宮良の浜か船でもって送り出して、これを首里の御主加那志のところに届けたそうだ。その赤馬に御主加那志が乗ろうとしたら、この馬は、「自分の飼い主から離されて、自分は知らないところに来ているんだ。」と言うようなことで前脚を立てて暴れたから全然乗れなかった。御主加那志は、「何で自分のところにこういう悪魔をよこしているか。これは元の飼い主のところに帰せ。」と言うことで、この赤馬(あかんま)が帰ってきたから、その喜びを歌ったのが赤馬節(あかんまぶし)で、八重山では、これを全ての祝いの式の始まる最初に、この赤馬節が、「いら喜(さに)んや」と言ったら、「一番喜ばしい日は今日の日だ。」と言う意味で、それは、宮良の師番が赤馬を迎えたときの喜びを歌ったのが、「今日のしゃにしゃー」と「今日のお祝いの喜ばしいことは」と言うようなことを歌っている。
| レコード番号 | 47O340991 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C075 |
| 決定題名 | 赤馬節由来(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 森永用長 |
| 話者名かな | もりながようちょう |
| 生年月日 | 19161222 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県石垣市字石垣 |
| 記録日 | 19980314 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市石垣 T29 B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話、 伝説、 歌 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 名馬,赤馬,宮良,師番,茶碗,乗り心地,首里,御主加那志,八重山,献上,暴れた,帰ってきた,喜び,歌った,赤馬節,祝い,最初,いら喜(さに)んや,今日のしゃにしゃー |
| 梗概(こうがい) | 名馬の赤馬(あかんま)は宮良の師番が養っておられたと聞いているね。この師番は非常に馬好きで日ごろ自分の子供のように非常にかわいがっておられた。この赤馬は、本当に名馬だったんですね。水を入れた茶碗を持った師番を乗っけても乗り心地よい小走りだから茶碗の水が溢れないぐらいだった。その馬のことを首里の御主加那志(う し が な しー)が聞いて、「八重山にこういう馬がいるそうだ。それじゃあすぐ献上させよ。」と権力の力によって献上させることになったから、師番は涙ながらに、「首里王府の言われることでしたらこれは仕方なく献上しなければいかない。」と言ってこの自分の名馬を宮良の浜か船でもって送り出して、これを首里の御主加那志のところに届けたそうだ。その赤馬に御主加那志が乗ろうとしたら、この馬は、「自分の飼い主から離されて、自分は知らないところに来ているんだ。」と言うようなことで前脚を立てて暴れたから全然乗れなかった。御主加那志は、「何で自分のところにこういう悪魔をよこしているか。これは元の飼い主のところに帰せ。」と言うことで、この赤馬(あかんま)が帰ってきたから、その喜びを歌ったのが赤馬節(あかんまぶし)で、八重山では、これを全ての祝いの式の始まる最初に、この赤馬節が、「いら喜(さに)んや」と言ったら、「一番喜ばしい日は今日の日だ。」と言う意味で、それは、宮良の師番が赤馬を迎えたときの喜びを歌ったのが、「今日のしゃにしゃー」と「今日のお祝いの喜ばしいことは」と言うようなことを歌っている。 |
| 全体の記録時間数 | 5:53 |
| 物語の時間数 | 5:31 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |