宮鳥御嶽由来(共通語)

概要

昔バンナ岳の南側の石城山(いしすくやま)というところに人が住んでいた。そこから今の宮鳥御嶽があるところにイネン火という明かりの塊がちかちか光るのを見た。それを女一人と男二人の三兄弟が拝んだら天から神様が降りてきて「今の世の中は殺戮の世の中になってるが、これは住民もまだ神も信じていないからだ。私は長らくこの地に止まっているから、私を信じて兄弟仲良く一生懸命作物を作りなさい。」と教えた。それで三名の兄弟はそこに家を作って百姓をした。すると麦にしてもお米にしてもみんな実りに実って豊年になって穀物がたくさん取れた。当時は石器時代で、洞穴に住んでいた人々は、「不思議だな。」と思って、「どうしてもあんた方のところはこんなに作物が芋も大きくなるし、米もこんなに実っているか。」と聞きに来たから、兄弟は、「実はこうこうで神様が下りて来て、神を信じて百姓しなさいと言われたよ」と言うと、今度は、あちこちからこの話を伝えて聞いて人が集まってきた。これがこの島における部落の始まりとなった。次第に人間が集まって来て人間が増えて部落が大きくなって政治ができないということになって登野城を分村さした。だから石垣と登野城は今も兄弟村と言う。そして登野城から、道切りで大川部落が分村した。石垣の方も人間が多くなって、道切りで新川部落が分村して、四箇字ができた。だから宮鳥御嶽が部落発祥の地というわけ。

再生時間:4:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O340943
CD番号 47O34C072
決定題名 宮鳥御嶽由来(共通語)
話者がつけた題名
話者名 石垣稔
話者名かな いしがきみのる
生年月日 19090105
性別
出身地 沖縄県石垣市字石垣
記録日 19970913
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市石垣 T27 A01
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード バンナ,石城山,宮鳥御嶽,イネン火,明かりの塊,女一人と男二人の三兄弟,拝んだ,神様,百姓,豊年,石器時代,洞穴,部落の始まり,登野城,分村,石垣,兄弟村,道切り,大川,新川,四箇字
梗概(こうがい) 昔バンナ岳の南側の石城山(いしすくやま)というところに人が住んでいた。そこから今の宮鳥御嶽があるところにイネン火という明かりの塊がちかちか光るのを見た。それを女一人と男二人の三兄弟が拝んだら天から神様が降りてきて「今の世の中は殺戮の世の中になってるが、これは住民もまだ神も信じていないからだ。私は長らくこの地に止まっているから、私を信じて兄弟仲良く一生懸命作物を作りなさい。」と教えた。それで三名の兄弟はそこに家を作って百姓をした。すると麦にしてもお米にしてもみんな実りに実って豊年になって穀物がたくさん取れた。当時は石器時代で、洞穴に住んでいた人々は、「不思議だな。」と思って、「どうしてもあんた方のところはこんなに作物が芋も大きくなるし、米もこんなに実っているか。」と聞きに来たから、兄弟は、「実はこうこうで神様が下りて来て、神を信じて百姓しなさいと言われたよ」と言うと、今度は、あちこちからこの話を伝えて聞いて人が集まってきた。これがこの島における部落の始まりとなった。次第に人間が集まって来て人間が増えて部落が大きくなって政治ができないということになって登野城を分村さした。だから石垣と登野城は今も兄弟村と言う。そして登野城から、道切りで大川部落が分村した。石垣の方も人間が多くなって、道切りで新川部落が分村して、四箇字ができた。だから宮鳥御嶽が部落発祥の地というわけ。
全体の記録時間数 5:54
物語の時間数 4:47
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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