石垣の豊年祭 (共通語)

概要

豊年祭は旧の六月になると皆で準備をする。日取りも旧の六月に入ってから決める。この日取りを決めるのは新川が決める。豊年祭は今年も豊作であるようにと願う祭りである。まず、豊年祭の十日ほど前にユウノシギをやる。これは今年の豊年を迎えさせてありがとうございますと神様にお礼する儀式。そして豊年祭の前日にホバナアゲという儀式をする。それぞれの字の御嶽に、カーサ餅という芭蕉の葉で包んだ餅を蒸したものをホバナというが、それとご馳走を持ってきて司に奉げる。司は神前でお神酒をつかってミシャクパースということをしてお祈りをする。ホバナアゲの翌日にユウニガイをやる。ユウニガイは旗頭を立てる。旗頭は各字のシンボルとして昔からあり絵図に詳しく書かれている。旗頭は護封呪となっている。八重山の豊年祭はかちあわないようになっている。四箇字は日取りにみずのえ、みずのとを取り、大浜あたりはひのえをとるというように、各部落によって日取りが違うからだ。ユウニガイのときに新川の真乙姥御嶽でやる綱引きは女だけでやる。その由来は、昔、石垣から首里に米を納めに行っていた時、宇根トゥズという船頭が首里からの帰りに暴風にあって唐の国に流されてしまった。宇根トゥズが帰って来ない事を心配しためくらの本妻と健康な妾が、真乙姥御嶽で、宇根トゥズが無事に帰ってきたらお礼に綱を引くと祈願した。宇根トゥズが突然帰ってきたとき綱の準備ができていなかったので、女達は井戸のつるべの綱を使った。そこからこの綱引きが始まった。この綱引きをアヒャー綱と言う。アヒャーというのは役人の妻のことである。この綱引きが終わったら、西側に移動して部落対抗の綱引きをする。

再生時間:22:50

民話詳細DATA

レコード番号 47O341059
CD番号 47O34C081
決定題名 石垣の豊年祭 (共通語)
話者がつけた題名
話者名 石垣稔
話者名かな いしがきみのる
生年月日 19090105
性別
出身地 沖縄県石垣市字石垣
記録日 19980907
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市石垣 T36 A02
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説、 民俗
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 豊年祭,旧の六月,日取り,新川,ユウノシギ,神様,儀式,ホバナアゲ,字,御嶽,カーサ餅,芭蕉,ホバナ,司,お神酒,ミシャクパース,ユウニガイ,旗頭,護封呪,八重山,四箇字,真乙姥御嶽,綱引き,女,石垣,首里,宇根トゥズ,船頭,首里,暴風,唐の国,めくら,本妻,妾,祈願,井戸,アヒャー綱
梗概(こうがい) 豊年祭は旧の六月になると皆で準備をする。日取りも旧の六月に入ってから決める。この日取りを決めるのは新川が決める。豊年祭は今年も豊作であるようにと願う祭りである。まず、豊年祭の十日ほど前にユウノシギをやる。これは今年の豊年を迎えさせてありがとうございますと神様にお礼する儀式。そして豊年祭の前日にホバナアゲという儀式をする。それぞれの字の御嶽に、カーサ餅という芭蕉の葉で包んだ餅を蒸したものをホバナというが、それとご馳走を持ってきて司に奉げる。司は神前でお神酒をつかってミシャクパースということをしてお祈りをする。ホバナアゲの翌日にユウニガイをやる。ユウニガイは旗頭を立てる。旗頭は各字のシンボルとして昔からあり絵図に詳しく書かれている。旗頭は護封呪となっている。八重山の豊年祭はかちあわないようになっている。四箇字は日取りにみずのえ、みずのとを取り、大浜あたりはひのえをとるというように、各部落によって日取りが違うからだ。ユウニガイのときに新川の真乙姥御嶽でやる綱引きは女だけでやる。その由来は、昔、石垣から首里に米を納めに行っていた時、宇根トゥズという船頭が首里からの帰りに暴風にあって唐の国に流されてしまった。宇根トゥズが帰って来ない事を心配しためくらの本妻と健康な妾が、真乙姥御嶽で、宇根トゥズが無事に帰ってきたらお礼に綱を引くと祈願した。宇根トゥズが突然帰ってきたとき綱の準備ができていなかったので、女達は井戸のつるべの綱を使った。そこからこの綱引きが始まった。この綱引きをアヒャー綱と言う。アヒャーというのは役人の妻のことである。この綱引きが終わったら、西側に移動して部落対抗の綱引きをする。
全体の記録時間数 22:59
物語の時間数 22:50
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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