病気の始まり(共通語)

概要

大昔の話ですがね、天の神様が神様をみな集めて、「人間が増えるから、人間には病気があったほうがよいか。ないほうがよいか。」と相談した。神様の一人が、「いや、人間には病気はないほうがよい。」って言うと、もう一人の神様が、「いや、私の考えでは悪い人間もいるから病気はあったほうがよい。」と言うから、みんな目を丸くしてよ、その神様を見たのです。上の神様が、「それなら人間にはどんな病気が一番いいか。」と言われると、ある神様が、「それは私が申し上げます。人間にはシャックリ、クシャミ、アクビ、この三つはないといかん。アクビはね、アクビは全部伝染するようにする。それから、残りの二つは、一人でパッと止まるようにやったらどうか。」と言ったのです。するとほかの神様も、「それは賛成だなあ。三つの病気は人間には備えていたほうがよいなあ。」と言うて、そういうことに、話は決まったらしい。だから今も、一人がアクビしたら、おった人は全部にアクビは伝染するようになる。それからクシャミとシャックリは一人で済ますようになっている。

再生時間:4:31

民話詳細DATA

レコード番号 47O340759
CD番号 47O34C059
決定題名 病気の始まり(共通語)
話者がつけた題名
話者名 川平永美
話者名かな かびらえいび
生年月日 19030218
性別
出身地 沖縄県竹富町網取
記録日 19970912
記録者の所属組織 沖縄口承文芸学術調査団
元テープ番号 石垣市登野城 T03 A07
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 本格昔話
発句(ほっく) 大昔のはなしですがね
伝承事情 お祖父さん、お祖母さんから聞いた
文字化資料
キーワード 天の神様,人間,病気,相談した,シャックリ,クシャミ,アクビ,伝染する
梗概(こうがい) 大昔の話ですがね、天の神様が神様をみな集めて、「人間が増えるから、人間には病気があったほうがよいか。ないほうがよいか。」と相談した。神様の一人が、「いや、人間には病気はないほうがよい。」って言うと、もう一人の神様が、「いや、私の考えでは悪い人間もいるから病気はあったほうがよい。」と言うから、みんな目を丸くしてよ、その神様を見たのです。上の神様が、「それなら人間にはどんな病気が一番いいか。」と言われると、ある神様が、「それは私が申し上げます。人間にはシャックリ、クシャミ、アクビ、この三つはないといかん。アクビはね、アクビは全部伝染するようにする。それから、残りの二つは、一人でパッと止まるようにやったらどうか。」と言ったのです。するとほかの神様も、「それは賛成だなあ。三つの病気は人間には備えていたほうがよいなあ。」と言うて、そういうことに、話は決まったらしい。だから今も、一人がアクビしたら、おった人は全部にアクビは伝染するようになる。それからクシャミとシャックリは一人で済ますようになっている。
全体の記録時間数 4:48
物語の時間数 4:31
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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