ナサマの本名は白水ナサマ。満慶は古見満慶といった。古見満慶は鹿川に役人仲間と来ていて、とても義理がたい人であった。満慶はナサマを妻にすると申し出た。ナサマは満慶に「あなたはサバニを造ってきてください、私は織物を作ります。いついつお会いしましょう」と言った。二人とも一生懸命作り、とうとうその日がやって来た。ナサマの織った布も、満慶の造ったサバニも立派なものだった。だがサバニのアンカーをくくるものがなかったので、ナサマは「約束を破った」と言い、別れようとした。満慶はナサマの後を追うが、ナサマは聞く耳を持たず、鹿川に向かった。満慶はかずらを切って、歯で裂き、籠を作り、ナサマに渡す。ナサマは満慶の「約束は破ったけど、自分が作った籠を貰ってくれ」という言葉に負け、自分が織った布と交換する。ナサマは途中で喉が渇いたので、満慶の籠で水を飲んだ。籠からは水が漏れなかった。ナサマは「あんな良い人を、約束を破ったと言って帰してしまわなければよかった。」と後悔し家に帰った。ナサマは毎日、芋を頭にのせて歩いていた。ある日、細い道を通ろうとして、かごが引っかかり、海に落ちて死んだ。白水家は今はない。ナサマと満慶が別れた浜を、別れ浜と呼ぶ。
| レコード番号 | 47O340744 |
|---|---|
| CD番号 | 47O34C057 |
| 決定題名 | ナサマと満慶(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 川平永美 |
| 話者名かな | かびらえいび |
| 生年月日 | 19030218 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 沖縄県竹富町網取 |
| 記録日 | 19960913 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | 石垣市登野城 T01 B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | お祖父さん、お祖母さんから聞いた |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 白水ナサマ,古見満慶,鹿川,妻,サバニ,織物,約束を破った,聞く耳を持たず,かずら,籠,交換する,水が漏れなかった,後悔,別れ浜 |
| 梗概(こうがい) | ナサマの本名は白水ナサマ。満慶は古見満慶といった。古見満慶は鹿川に役人仲間と来ていて、とても義理がたい人であった。満慶はナサマを妻にすると申し出た。ナサマは満慶に「あなたはサバニを造ってきてください、私は織物を作ります。いついつお会いしましょう」と言った。二人とも一生懸命作り、とうとうその日がやって来た。ナサマの織った布も、満慶の造ったサバニも立派なものだった。だがサバニのアンカーをくくるものがなかったので、ナサマは「約束を破った」と言い、別れようとした。満慶はナサマの後を追うが、ナサマは聞く耳を持たず、鹿川に向かった。満慶はかずらを切って、歯で裂き、籠を作り、ナサマに渡す。ナサマは満慶の「約束は破ったけど、自分が作った籠を貰ってくれ」という言葉に負け、自分が織った布と交換する。ナサマは途中で喉が渇いたので、満慶の籠で水を飲んだ。籠からは水が漏れなかった。ナサマは「あんな良い人を、約束を破ったと言って帰してしまわなければよかった。」と後悔し家に帰った。ナサマは毎日、芋を頭にのせて歩いていた。ある日、細い道を通ろうとして、かごが引っかかり、海に落ちて死んだ。白水家は今はない。ナサマと満慶が別れた浜を、別れ浜と呼ぶ。 |
| 全体の記録時間数 | 6:38 |
| 物語の時間数 | 6:38 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |