このつなぎものというのは言えば、イシヌマのあれであって今でその登野城で、その御願(おがん)が
村の後ろでありますが、それをこっちにやったのは、いわば昔イチビルハーマイという方がとっても牛のさ
かりがもう、多くてその人の牛がいわば二頭ずつ生まれたらしいです。それである人が、「自分の村のあん
たの願ったところを、一緒に願わしてちょうだい。」と言ってやったところが、そのやっていいと、そんな
にして信じてるおちに、やっぱり、その人の信じておるところも信じたために、牛もがだいぶさかったらし
いんです。それから、このイチビルハーマイという人が、「やー、あんたあまり、こっちは遠いからあんた
の村の後ろでそういう(聞き取り不能)を建てて、信じるのがいいんじゃないか。」と言うので、「じゃあ
、そうやりましょう。」と言って、その敷地を見てから自分で(聞き取り不能)しなさいと言うので村の後
ろで、あれして、「こっちはどうですか。」と言ったら、「とう、こっちはいいんだから、こっちで自分の
ところから言えば、信じておる。はいですね。あれを持って行って信じなさいと。そうしてあなたは酉の人
だから酉のところに向かって信じなさい。」と言うので、そこでもう祝ってて信じたところが牛のもうさか
りがほんともう何とも言えないくらいもう牛のほうがさかってで、それから次第にあれしてきて、また友達
の人が、「あんた一人そんなに信じて、牛のさかりをしたらいかんから、自分まで信じさせてくれ。」「じ
ゃ一緒にやろう。」と言うて、「じゃあなた、丑の人だから、自分の灰分けて、丑の方に向かって信じなさ
い。」そう言ったもんであの家もやっぱしさかって、そうなったもんで、後、これを村から、「必ず自分ら
も信じさせてくれ。」と言うのでもう一緒に村の行事としてこの牛の御願と行って聞いておるわけです。で
、そのイチビルハーマイという人の本当に二頭牛が生まれたか、それはまた宮良牧場でうちも、あれしてそ
れを試していたわけです。すると、これしてみたらですね、必ず二頭おったらしいんで、それから、「もし
それ二頭おったら、あんたら牛二頭うちにく。」これしてるがもうやっぱし二頭生んで村からいえばこの牧
場から三頭くれたからやっぱしまた犬まで一頭産んでた家(うち)が、犬二頭産んでおったと。そういうあ
れで今、村中でそれを信じておるんですよ。
| レコード番号 | 47O160177 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C010 |
| 決定題名 | 牛の御願(共通語) |
| 話者がつけた題名 | うがん崎由来 |
| 話者名 | 上地久雄 |
| 話者名かな | うえちひさお |
| 生年月日 | 19091018 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | - |
| 記録日 | 19750805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T03 登野城3 B-05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | イシヌマ御願(おがん) |
| 梗概(こうがい) | このつなぎものというのは言えば、イシヌマのあれであって今でその登野城で、その御願(おがん)が 村の後ろでありますが、それをこっちにやったのは、いわば昔イチビルハーマイという方がとっても牛のさ かりがもう、多くてその人の牛がいわば二頭ずつ生まれたらしいです。それである人が、「自分の村のあん たの願ったところを、一緒に願わしてちょうだい。」と言ってやったところが、そのやっていいと、そんな にして信じてるおちに、やっぱり、その人の信じておるところも信じたために、牛もがだいぶさかったらし いんです。それから、このイチビルハーマイという人が、「やー、あんたあまり、こっちは遠いからあんた の村の後ろでそういう(聞き取り不能)を建てて、信じるのがいいんじゃないか。」と言うので、「じゃあ 、そうやりましょう。」と言って、その敷地を見てから自分で(聞き取り不能)しなさいと言うので村の後 ろで、あれして、「こっちはどうですか。」と言ったら、「とう、こっちはいいんだから、こっちで自分の ところから言えば、信じておる。はいですね。あれを持って行って信じなさいと。そうしてあなたは酉の人 だから酉のところに向かって信じなさい。」と言うので、そこでもう祝ってて信じたところが牛のもうさか りがほんともう何とも言えないくらいもう牛のほうがさかってで、それから次第にあれしてきて、また友達 の人が、「あんた一人そんなに信じて、牛のさかりをしたらいかんから、自分まで信じさせてくれ。」「じ ゃ一緒にやろう。」と言うて、「じゃあなた、丑の人だから、自分の灰分けて、丑の方に向かって信じなさ い。」そう言ったもんであの家もやっぱしさかって、そうなったもんで、後、これを村から、「必ず自分ら も信じさせてくれ。」と言うのでもう一緒に村の行事としてこの牛の御願と行って聞いておるわけです。で 、そのイチビルハーマイという人の本当に二頭牛が生まれたか、それはまた宮良牧場でうちも、あれしてそ れを試していたわけです。すると、これしてみたらですね、必ず二頭おったらしいんで、それから、「もし それ二頭おったら、あんたら牛二頭うちにく。」これしてるがもうやっぱし二頭生んで村からいえばこの牧 場から三頭くれたからやっぱしまた犬まで一頭産んでた家(うち)が、犬二頭産んでおったと。そういうあ れで今、村中でそれを信じておるんですよ。 |
| 全体の記録時間数 | 1:39 |
| 物語の時間数 | 1:27 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |