ウガン崎のガマの中に大きな黒木が生えておるって。黒木が生えとったんで、その黒木を琉球の王府からですね、琉球
の王が必ずこれを取って、琉球に自分のところへ王府へ送るようにという命が出たらしいですね。その木は
それで、非常にガマの中に生えて、なかなか斧も使えない。なたも使ない、使えない、もちろんのこも使え
ないというところもう、これ切るのに非常に苦労してですね、ノミを持って、それで、金鎚で、コツコツコ
ツコツ切っておったらしい。それで、今日切っても、明日切ってもその木がですね、また元通りにその、昨
日切った、皮がですね、元通りにまたつけられてまた元通りになってしまうという。これは不思議だ。こう
いうことがあるもんかと思ってその人はですね、色々もう苦労して、それでそこで、しばらく様子を見て、
隠れて様子を見ておったらですね、非常にこう髪の毛振り乱した、何か、人間か何か知らないけれど、それ
が来て、「人の大切なもの、こんなに切っておる。」と一生懸命その切った木がらをですね、こうそれにま
た引っ付けておるんですね。そしたらまたこの人は、これは、確かにこれは神かなんかの仕業だろうと思っ
てこれはね、神様でも、いくら神様でもこれは、坊様の口に、これは住まっておられるから、「実は、王様
から切って王府へ送るように命令が来とるんで自分はこうして切っておるんだから、どうぞ神様もこれに協
力して自分に協力して、この木を切って沖縄のほうに本島の方に、送らして下さい。」と言って手を合わせ
てですね、拝んでそれで翌日切ってみたところが、珍しくもその木は根元から切られてですね、上等に切ら
れてそのガマの上からずうーっと上まで上げられておったそうですね。んで、その人は、これは非常にあり
がたいことだと思ってその木を削ってですね、沖縄王府に送ったら沖縄王でもこういう珍しい木はないと言
ったんですね。特別として、沖縄の王様は特別としてですね、使われて、現在まで今までもそのをー、王府
にその特別なあるそうです。これ八重山から来た一つの黒木の一番立派な木だそうです。
| レコード番号 | 47O160172 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C010 |
| 決定題名 | 黒木の秘密(方言) |
| 話者がつけた題名 | 黒木の話 |
| 話者名 | 比屋根和喜 |
| 話者名かな | ひやねわき |
| 生年月日 | 19041025 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | - |
| 記録日 | 19750805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T03 登野城3 A-13 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | ウガン崎,黒木 |
| 梗概(こうがい) | ウガン崎のガマの中に大きな黒木が生えておるって。黒木が生えとったんで、その黒木を琉球の王府からですね、琉球 の王が必ずこれを取って、琉球に自分のところへ王府へ送るようにという命が出たらしいですね。その木は それで、非常にガマの中に生えて、なかなか斧も使えない。なたも使ない、使えない、もちろんのこも使え ないというところもう、これ切るのに非常に苦労してですね、ノミを持って、それで、金鎚で、コツコツコ ツコツ切っておったらしい。それで、今日切っても、明日切ってもその木がですね、また元通りにその、昨 日切った、皮がですね、元通りにまたつけられてまた元通りになってしまうという。これは不思議だ。こう いうことがあるもんかと思ってその人はですね、色々もう苦労して、それでそこで、しばらく様子を見て、 隠れて様子を見ておったらですね、非常にこう髪の毛振り乱した、何か、人間か何か知らないけれど、それ が来て、「人の大切なもの、こんなに切っておる。」と一生懸命その切った木がらをですね、こうそれにま た引っ付けておるんですね。そしたらまたこの人は、これは、確かにこれは神かなんかの仕業だろうと思っ てこれはね、神様でも、いくら神様でもこれは、坊様の口に、これは住まっておられるから、「実は、王様 から切って王府へ送るように命令が来とるんで自分はこうして切っておるんだから、どうぞ神様もこれに協 力して自分に協力して、この木を切って沖縄のほうに本島の方に、送らして下さい。」と言って手を合わせ てですね、拝んでそれで翌日切ってみたところが、珍しくもその木は根元から切られてですね、上等に切ら れてそのガマの上からずうーっと上まで上げられておったそうですね。んで、その人は、これは非常にあり がたいことだと思ってその木を削ってですね、沖縄王府に送ったら沖縄王でもこういう珍しい木はないと言 ったんですね。特別として、沖縄の王様は特別としてですね、使われて、現在まで今までもそのをー、王府 にその特別なあるそうです。これ八重山から来た一つの黒木の一番立派な木だそうです。 |
| 全体の記録時間数 | 6:10 |
| 物語の時間数 | 2:10 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |