それでは、蚤のお話をします。昔ですね、屋号ではナカシオヤーという非常にヒラヤという女性の美人
が生まれて、それではですねで、もうこの(聞き取り不能)もうよるな島中村中探してもこの人はいない。
もうこれがあのはんでが、半そで(聞き取り不能)というんですがそれから白い袴をこう短く切って着て着
けて畑までに出るときは白いもんという身なりの身なりという村のまあ美人であったそうです。それからち
ょうど同し時代にですね、マキミバルヤーというところにカニヤマという、これはもうなかなか器量の優れ
た男の人がおったそうで、ちょうどあのころはビンマーレーといってご存知でしょうね。この(聞き取り不
能)というその仕事があったと。んで、二人もそれに加わって働いておったというさなかに本当にあれこれ
やっておったと。これが人々の(聞き取り不能)の行事で非常にな非常に二人で仲良く友達になってもう一
緒になるか、とうとう二人は夫婦になって、家庭を作るようになったそうです。んで、毎日は、人々は田や
畑に行っておったんですが、あるときまあうりずんの初期といったら、春の日がのどかな季節にですね、男
の人に、「カニビラー今日は天気もいいから今年は家でこういうしまっておる洗濯もしてから来ましょうね
。昼のご飯は私が持ってくるからそれまで、もううーんとやって下さい。」といって、男の人が、「あ、そ
うか、それじゃそうしなさいね。んでこう遅れないようによ。しかしもう今日はね、おいしいもの持ってき
なさいよ。このおかずまでは。」と言うて(聞き取り不能)して出たらしい。んで、男は谷間の畑でもせっ
せと働いておっても、とうとう昼頃にもまでかかったので、もう仕事はみばるで、南の方と、(聞き取り不
能)のほうが、一向来ない、来たんだね、これだねーといって待ってるうちはもう見ないふりして仕事行っ
てもうきてる。行ったらいないから北へ止まってる。まあひもじくもあるし、よし今度こそは来たらね、も
うね、ぶつけてやろう。もうご飯も(聞き取り不能)し、もうこんなに可愛がってるクヤマでも今日はもう
殴り殺してやろうと思って胸はたいたぎっているうちにクヤマが向こうからやって来た。クヤマはもうリュ
ウティドゥ思い(聞き取り不能)持って来たころには、彼女が、「兄さん今日はもうひもじかったでしょう
ね。もうお米を送ってくれるのよきょうどね、実はね、今日ね、蚤の船がおっ出ておったんでね、隣の誰々
のみんなの誰も(聞き取り不能)の誰もさー行こうと誘ったので、行って見て来たよ。さあ、こっちから見
えないかね。もう今も通ってるもう船は全部行ってしまった。」「え、そう喋るかね、それじゃまずその船
はどんなものでした。」男の人が言うたらね、「船はね、ナーガラ。」菜っ葉のはがながあるでしょ。「ラ
ーガラのガラは(聞き取り不能)さ、長い船はこのナーグル、それから、帆はね、竜宮のをー、花びらそれ
からそう、竿付きは麦のね、上に乗ってるもの。それからキビのガラはこれはやくにじゅうとったりするも
のそれでも、麦はもうみんな行ってしまってよー、今日からもう麦もいないからねー。」と言ったら、「え
、そうか、それじゃ今日はクヤマあんたはようこそ家に行ったんだなー、それで見た来たんだなあの。」と
言って、「さあさあ向こうに行って。」木の下にね、二人とも行って休もうドゥおいしいもの持って来とお
る。また命日のように冷え味噌というものがあるよ。おいしくないものいやいや今日は同等の持っておるさ
あ。ささそれじゃ向こうへ行って休みましょう。もうじゃ休みましょうと言って休んだ。もう話はこれで終
わりますが、女は要するにもうこっちはアカサギというが、もうとんちね、とんち、男はまた肋骨が一本(
聞き取り不能)しとるというでしょう。これは聞いてみんな男の人は忘れてしまって、「わやー、あんたも
う暇人。」「いや、もうこの位がちょうどいいんだといって二人仲良くしてた。」は、こんな話です。
| レコード番号 | 47O160167 |
|---|---|
| CD番号 | 47O16C010 |
| 決定題名 | 蚤の船(方言) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 伊波興良 |
| 話者名かな | いはこうりょう |
| 生年月日 | 18970526 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | - |
| 記録日 | 19750805 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄口承文芸学術調査団 |
| 元テープ番号 | T03 登野城3 A-08 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | 日本昔話通観第26巻 P664 |
| キーワード | 蚤の船,男は肋骨が一本足りない, |
| 梗概(こうがい) | それでは、蚤のお話をします。昔ですね、屋号ではナカシオヤーという非常にヒラヤという女性の美人 が生まれて、それではですねで、もうこの(聞き取り不能)もうよるな島中村中探してもこの人はいない。 もうこれがあのはんでが、半そで(聞き取り不能)というんですがそれから白い袴をこう短く切って着て着 けて畑までに出るときは白いもんという身なりの身なりという村のまあ美人であったそうです。それからち ょうど同し時代にですね、マキミバルヤーというところにカニヤマという、これはもうなかなか器量の優れ た男の人がおったそうで、ちょうどあのころはビンマーレーといってご存知でしょうね。この(聞き取り不 能)というその仕事があったと。んで、二人もそれに加わって働いておったというさなかに本当にあれこれ やっておったと。これが人々の(聞き取り不能)の行事で非常にな非常に二人で仲良く友達になってもう一 緒になるか、とうとう二人は夫婦になって、家庭を作るようになったそうです。んで、毎日は、人々は田や 畑に行っておったんですが、あるときまあうりずんの初期といったら、春の日がのどかな季節にですね、男 の人に、「カニビラー今日は天気もいいから今年は家でこういうしまっておる洗濯もしてから来ましょうね 。昼のご飯は私が持ってくるからそれまで、もううーんとやって下さい。」といって、男の人が、「あ、そ うか、それじゃそうしなさいね。んでこう遅れないようによ。しかしもう今日はね、おいしいもの持ってき なさいよ。このおかずまでは。」と言うて(聞き取り不能)して出たらしい。んで、男は谷間の畑でもせっ せと働いておっても、とうとう昼頃にもまでかかったので、もう仕事はみばるで、南の方と、(聞き取り不 能)のほうが、一向来ない、来たんだね、これだねーといって待ってるうちはもう見ないふりして仕事行っ てもうきてる。行ったらいないから北へ止まってる。まあひもじくもあるし、よし今度こそは来たらね、も うね、ぶつけてやろう。もうご飯も(聞き取り不能)し、もうこんなに可愛がってるクヤマでも今日はもう 殴り殺してやろうと思って胸はたいたぎっているうちにクヤマが向こうからやって来た。クヤマはもうリュ ウティドゥ思い(聞き取り不能)持って来たころには、彼女が、「兄さん今日はもうひもじかったでしょう ね。もうお米を送ってくれるのよきょうどね、実はね、今日ね、蚤の船がおっ出ておったんでね、隣の誰々 のみんなの誰も(聞き取り不能)の誰もさー行こうと誘ったので、行って見て来たよ。さあ、こっちから見 えないかね。もう今も通ってるもう船は全部行ってしまった。」「え、そう喋るかね、それじゃまずその船 はどんなものでした。」男の人が言うたらね、「船はね、ナーガラ。」菜っ葉のはがながあるでしょ。「ラ ーガラのガラは(聞き取り不能)さ、長い船はこのナーグル、それから、帆はね、竜宮のをー、花びらそれ からそう、竿付きは麦のね、上に乗ってるもの。それからキビのガラはこれはやくにじゅうとったりするも のそれでも、麦はもうみんな行ってしまってよー、今日からもう麦もいないからねー。」と言ったら、「え 、そうか、それじゃ今日はクヤマあんたはようこそ家に行ったんだなー、それで見た来たんだなあの。」と 言って、「さあさあ向こうに行って。」木の下にね、二人とも行って休もうドゥおいしいもの持って来とお る。また命日のように冷え味噌というものがあるよ。おいしくないものいやいや今日は同等の持っておるさ あ。ささそれじゃ向こうへ行って休みましょう。もうじゃ休みましょうと言って休んだ。もう話はこれで終 わりますが、女は要するにもうこっちはアカサギというが、もうとんちね、とんち、男はまた肋骨が一本( 聞き取り不能)しとるというでしょう。これは聞いてみんな男の人は忘れてしまって、「わやー、あんたも う暇人。」「いや、もうこの位がちょうどいいんだといって二人仲良くしてた。」は、こんな話です。 |
| 全体の記録時間数 | 6:26 |
| 物語の時間数 | 5:51 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |