モ-イと言うのは、セイモウと言う名前を略してあり、小学校時代から、(話が)始まる。自分はすでに学校の先生から習ってきているが、それは言わずに他の人から学校に行こうと誘われても「お前達だけ行け、自分は行かなくてもいいよ。」と答えた。学校で難しい問題が出た時、先生がモ-イから習いなさいと言ったのでみんな不思議がった。モ-イにどうして何でもわかるかと聞くと、「私は学校に行く時、蛙のミフシの王を飲んだから」と答えた。蛙は春になると風船みたいなものを出す。あれを例えて言ったらしい。すると、友達みんなもやっていた。嫁を迎える時期になった。嫁は御殿に住み、王様の兄弟の娘であったらしい。ところが、気狂いだからとモ-イと結婚するのを嫌がっていた。モ-イは嫁さんを見てくるとクンチ(軍鶏)を持って出た。昔は侍は全然見せなかったそうだ。そして、そこの庭に持ち込んんで離した。モーイが子供の泣くように泣いたので嫁が顔を出した。モ-イは「見た、見た」と喜んだが嫁の方の家は気遣いだから、絶対に結婚しないと言う事になった。嫁の両親がそれを断りに行く時(侍はみんなカゴに乗るのだが)自分のジョ-ンタの上に身を隠してカケジャ-でもって、カゴの棒をかけて離さなかった。それで「エ-、モ-イ フラ-離せ」と言ったら「どうして離すか、かけたカケジャ-がはずれるか、結んでいる縁が切れるか」と言ったので嫁入りを断れなかった。仕方なかったが、やっぱり親父がいつも「フラ-モ-イ」と言う事であった。昔、アサタビ(今の外交官、日本であったなら外務大臣)が5名沖縄にはいた。モ-イの父親もそのうちの1人であった。そして、鹿児島から沖縄の侍の力を試すということで、丸木の根を先に印をつけて持って来いと命令された。アサタビの5名が調べようにもその木にはカンナがかけられている。そこで、モ-イが自分が解くから人夫4人貸してくれと言って木をかつがせて籠譚池に投げ込ませた。そして、沈んだ所が根だけと言って印をつけさせた。モ-イはそれを認められたので親子共アサタビになった。その後、鹿児島から雄鶏の卵を持って来なさいと命令された。モ-イが自分が行くと言って、鹿児島の殿様の前に出た。殿様が持って来たかと聞くと、モ-イは「私の父はお産で苦しんでいる」と答えた。殿様が「そんな事があるか。」と言ったので「雄鶏の卵をあるか」と言い返した。
| レコード番号 | 47O440115 |
|---|---|
| CD番号 | 47O44C004 |
| 決定題名 | モーイ親方 ヌブシの玉 嫁取り 難題(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 石川栄蒲 |
| 話者名かな | いしかわえいかま |
| 生年月日 | 19071208 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市大山 |
| 記録日 | 19780815 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T15A07 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | モ-イ,難問題,蛙のミフシの玉,嫁,軍鶏,ジョ-ンタ,カケジャ-,籠譚池,鹿児島,雄鶏の卵 |
| 梗概(こうがい) | モ-イと言うのは、セイモウと言う名前を略してあり、小学校時代から、(話が)始まる。自分はすでに学校の先生から習ってきているが、それは言わずに他の人から学校に行こうと誘われても「お前達だけ行け、自分は行かなくてもいいよ。」と答えた。学校で難しい問題が出た時、先生がモ-イから習いなさいと言ったのでみんな不思議がった。モ-イにどうして何でもわかるかと聞くと、「私は学校に行く時、蛙のミフシの王を飲んだから」と答えた。蛙は春になると風船みたいなものを出す。あれを例えて言ったらしい。すると、友達みんなもやっていた。嫁を迎える時期になった。嫁は御殿に住み、王様の兄弟の娘であったらしい。ところが、気狂いだからとモ-イと結婚するのを嫌がっていた。モ-イは嫁さんを見てくるとクンチ(軍鶏)を持って出た。昔は侍は全然見せなかったそうだ。そして、そこの庭に持ち込んんで離した。モーイが子供の泣くように泣いたので嫁が顔を出した。モ-イは「見た、見た」と喜んだが嫁の方の家は気遣いだから、絶対に結婚しないと言う事になった。嫁の両親がそれを断りに行く時(侍はみんなカゴに乗るのだが)自分のジョ-ンタの上に身を隠してカケジャ-でもって、カゴの棒をかけて離さなかった。それで「エ-、モ-イ フラ-離せ」と言ったら「どうして離すか、かけたカケジャ-がはずれるか、結んでいる縁が切れるか」と言ったので嫁入りを断れなかった。仕方なかったが、やっぱり親父がいつも「フラ-モ-イ」と言う事であった。昔、アサタビ(今の外交官、日本であったなら外務大臣)が5名沖縄にはいた。モ-イの父親もそのうちの1人であった。そして、鹿児島から沖縄の侍の力を試すということで、丸木の根を先に印をつけて持って来いと命令された。アサタビの5名が調べようにもその木にはカンナがかけられている。そこで、モ-イが自分が解くから人夫4人貸してくれと言って木をかつがせて籠譚池に投げ込ませた。そして、沈んだ所が根だけと言って印をつけさせた。モ-イはそれを認められたので親子共アサタビになった。その後、鹿児島から雄鶏の卵を持って来なさいと命令された。モ-イが自分が行くと言って、鹿児島の殿様の前に出た。殿様が持って来たかと聞くと、モ-イは「私の父はお産で苦しんでいる」と答えた。殿様が「そんな事があるか。」と言ったので「雄鶏の卵をあるか」と言い返した。 |
| 全体の記録時間数 | 11:01 |
| 物語の時間数 | 10:34 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |