ハンビー飛行場の向こう側の海にアラファジーという大きな岩がある。そこには黄金があった。どうやってその黄金を見つけたかというと、豆腐を作る時には海水を使う。そのアラファジーの潮水を使うと、とてもいい豆腐ができた。ある人が「どうしてあなたの家の豆腐は美味しいのか」と聞くと、石原の女中は「私はアラファジーの所で潮水を汲んでいるのだ」という。そこでアラファジーを調べると黄金を発見する。ある人がこの黄金は簡単に取ってはいけない。御願もしなければいけないということで、誰も手をつけずにいた。それで石原の主人は皆に内緒で御願をしその黄金を取った。戦前まではその黄金の玉はあったらしい。また沖縄では七月七日の七夕に虫干しといって着物を干すが、この時、黄金も一緒に虫干ししたということである。潮汲みに行った時、この菓子盆まであったかどうかは分からないが、石原家には黄金の菓子盆があった。その家は喜友名のビークという所から嫁を貰ったが、その嫁の実家に首里、那覇の侍の偉い人が来た。嫁の弟はこの侍に姉さんの所には黄金の菓子盆があると話す。すると、侍は公事の王様にそれを差し上げれば高い位につけるから、それを盗むように言う。弟は黄金の菓子盆を盗んだ。ビーク家は金持ちだから、黄金は金と代えたのだろう。高い位にはつけなかったから。菓子盆の行方はその後分からない。
| レコード番号 | 47O417883 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C393 |
| 決定題名 | 女中の黄金潮汲み(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 女中の黄金潮汲み |
| 話者名 | 新垣善邦 |
| 話者名かな | あらかきよしくに |
| 生年月日 | 19081009 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市新城 |
| 記録日 | 19110911 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T34A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | アラファジー,岩,黄金が,豆腐,女中,石原の主人,菓子盆 |
| 梗概(こうがい) | ハンビー飛行場の向こう側の海にアラファジーという大きな岩がある。そこには黄金があった。どうやってその黄金を見つけたかというと、豆腐を作る時には海水を使う。そのアラファジーの潮水を使うと、とてもいい豆腐ができた。ある人が「どうしてあなたの家の豆腐は美味しいのか」と聞くと、石原の女中は「私はアラファジーの所で潮水を汲んでいるのだ」という。そこでアラファジーを調べると黄金を発見する。ある人がこの黄金は簡単に取ってはいけない。御願もしなければいけないということで、誰も手をつけずにいた。それで石原の主人は皆に内緒で御願をしその黄金を取った。戦前まではその黄金の玉はあったらしい。また沖縄では七月七日の七夕に虫干しといって着物を干すが、この時、黄金も一緒に虫干ししたということである。潮汲みに行った時、この菓子盆まであったかどうかは分からないが、石原家には黄金の菓子盆があった。その家は喜友名のビークという所から嫁を貰ったが、その嫁の実家に首里、那覇の侍の偉い人が来た。嫁の弟はこの侍に姉さんの所には黄金の菓子盆があると話す。すると、侍は公事の王様にそれを差し上げれば高い位につけるから、それを盗むように言う。弟は黄金の菓子盆を盗んだ。ビーク家は金持ちだから、黄金は金と代えたのだろう。高い位にはつけなかったから。菓子盆の行方はその後分からない。 |
| 全体の記録時間数 | 10:15 |
| 物語の時間数 | 9:27 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |