アカマタクロマタ祭り(共通語)

概要

わしはただ見たんであって聞いたんであってですね、自分の部落のもんじゃないから分からないけどもね、新城が元らしい、新城が、はい、新城島が。わしも(聞き取り不能)なった時はいっぺん招待受けてしたんだけどもね。あれやっぱしあれらしいですよ、弥勒菩薩みたいにね豊作の神様らしい。して豊年祭りは、私もはじめたんだけどもね、これもともかく発祥地は新城島から。それから古見、古見部落に、古見からが、小浜、小浜に行くものと石垣の宮良にいったものがあるらしいですよ。あすこで豊年祭り必ずしますけどもね。もうすごいですよ、とっても神々しいですよ、はい。〔(聞き取り不能)〕。面がね、わし最初分からなかったんですよ。これ何かな、この全然瞳はないさ。もうこんな、全然(聞き取り不能)。ただそのようかな人だなと思うんだけども、こんなにあのなんだか、何かずらえたかカナマーニというかな、八重山の言葉で。あれこうしてやってから面かぶってね、こうやって、体も全然見えないさ。新城では親アカマターと子アカマターが出たんだけど。してね、あすこではもう、昼じゃないですよ、晩のね太陽落ちてからが行事始まる。してね、だからもうちょうど暗くなってから出て来るんだけどね、またあすこのあのシンカというんだけどもね、あの何とか、結局、組合さ結局、アカマタの。〔アカマタとアカマタの〕。しんか、しんかしんか。あれなんかがね一緒になって、もう時間みて出て来るんだけどもね。そして最初アカマタ、それからずるずる並んできてから御嶽でもって歌あげて、こんないろんなやってね。それから、それからもやって解散して。それからまた一緒みんな解散して。今度またあの各家庭回るんですよ、このアカマタが、シンカ一緒にして。だからあの時なんかね、もう誰も彼も自由に歩けないですよ。もうあれ、ひっつかまれたらすぐ半殺しにされますからね。注意するんですよ、一人じゃ絶対歩くなって。自分なんか行った時も特に、わしなんかお供して歩く人がおるんであの人、あの人の言葉によって各戸回るんです、各戸。だからいちいち回ったら大変だからってね、わしなんかはもうこの先導がおるもんだからあの人の言葉によって、「この家を行ったらよしこっちに行かずにこっちに行こう」。いちいち行ったら大変、もたんから、だから、ああいうふうにしてね夜通し寝らない。ああいうふうにしてね。それから夜明けの五時か、それからまたアカマタ帰るんですがね、自分の社に。あの時はなんかじいさんばあさんなんかも松明、松明作ってこれ燃やしてね送るんです、アカマタ送るわけさ。したらばあさんなんかすぐ泣いてからよ、すぐ泣いてからもう、「来年もね、ぜひ豊作してまたいらして下さいな」と願って。もう出たり入ったりで、入ったり、こうって入ってしまうんだが。ああいう行事だったんですけども。

再生時間:3:52

民話詳細DATA

レコード番号 47O417742
CD番号 47O41C389
決定題名 アカマタクロマタ祭り(共通語)
話者がつけた題名 アカマタクロマタ祭り
話者名 宮良用庸
話者名かな みやらようよう
生年月日 19080320
性別
出身地 竹富町租内
記録日 19800713
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T30B12
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情
文字化資料
キーワード 新城島,弥勒菩薩,豊作の神様,古見部落,小浜,石垣の宮良,カナマーニ,アカマターと子アカマター
梗概(こうがい) わしはただ見たんであって聞いたんであってですね、自分の部落のもんじゃないから分からないけどもね、新城が元らしい、新城が、はい、新城島が。わしも(聞き取り不能)なった時はいっぺん招待受けてしたんだけどもね。あれやっぱしあれらしいですよ、弥勒菩薩みたいにね豊作の神様らしい。して豊年祭りは、私もはじめたんだけどもね、これもともかく発祥地は新城島から。それから古見、古見部落に、古見からが、小浜、小浜に行くものと石垣の宮良にいったものがあるらしいですよ。あすこで豊年祭り必ずしますけどもね。もうすごいですよ、とっても神々しいですよ、はい。〔(聞き取り不能)〕。面がね、わし最初分からなかったんですよ。これ何かな、この全然瞳はないさ。もうこんな、全然(聞き取り不能)。ただそのようかな人だなと思うんだけども、こんなにあのなんだか、何かずらえたかカナマーニというかな、八重山の言葉で。あれこうしてやってから面かぶってね、こうやって、体も全然見えないさ。新城では親アカマターと子アカマターが出たんだけど。してね、あすこではもう、昼じゃないですよ、晩のね太陽落ちてからが行事始まる。してね、だからもうちょうど暗くなってから出て来るんだけどね、またあすこのあのシンカというんだけどもね、あの何とか、結局、組合さ結局、アカマタの。〔アカマタとアカマタの〕。しんか、しんかしんか。あれなんかがね一緒になって、もう時間みて出て来るんだけどもね。そして最初アカマタ、それからずるずる並んできてから御嶽でもって歌あげて、こんないろんなやってね。それから、それからもやって解散して。それからまた一緒みんな解散して。今度またあの各家庭回るんですよ、このアカマタが、シンカ一緒にして。だからあの時なんかね、もう誰も彼も自由に歩けないですよ。もうあれ、ひっつかまれたらすぐ半殺しにされますからね。注意するんですよ、一人じゃ絶対歩くなって。自分なんか行った時も特に、わしなんかお供して歩く人がおるんであの人、あの人の言葉によって各戸回るんです、各戸。だからいちいち回ったら大変だからってね、わしなんかはもうこの先導がおるもんだからあの人の言葉によって、「この家を行ったらよしこっちに行かずにこっちに行こう」。いちいち行ったら大変、もたんから、だから、ああいうふうにしてね夜通し寝らない。ああいうふうにしてね。それから夜明けの五時か、それからまたアカマタ帰るんですがね、自分の社に。あの時はなんかじいさんばあさんなんかも松明、松明作ってこれ燃やしてね送るんです、アカマタ送るわけさ。したらばあさんなんかすぐ泣いてからよ、すぐ泣いてからもう、「来年もね、ぜひ豊作してまたいらして下さいな」と願って。もう出たり入ったりで、入ったり、こうって入ってしまうんだが。ああいう行事だったんですけども。
全体の記録時間数 4:03
物語の時間数 3:52
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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