あの男の子が三人いたそうですよ。それでねとってももう金持ちであるしね財産は多
いし、もうこれは孝行する男の子に財産をやろうと思ってね、ある知恵を絞ってこのあの三名の子供を試すわけですよね。それではじめは長男呼んで「私はもう年とってもう足力もないし、だからミルク飲まないといけないからね、あんたの子供は殺してよ」、殺してまでさ、「あんたの子供はあれしてあんたのあのお乳を私にあげてくれないかね」といって頼んだら、子供殺してまでね出来ないと言って断るわけさ、長男。次男もまた、次男にもこう言ったらねあれも断るわけ、次男も。今度はまた三男呼んで言ったらね、「生きている親、じゃないね、親は一人しかいないからいつまでも元気で(聞き取り不能)、じゃ私の子供はね殺してでもね養いますよ」と言うわけさ、夫婦で、三男はよ。もうこのおじいさんは泣いてね、(聞き取り不能)じゃああのよろしくお願いしますねと言ってね。だったらこの子供はね、もうあそこの向こうに、どこの後ろの山に松が植えてあるから、三本松んでかな、真ん中の松といったかな、これにね、松の、松の根に必ず生き埋めしなさいと言うわけさ。息子、子供よ、孫をよ。そしたらしぶしぶ夫婦行くさね、これをあの、鍬も持って。穴掘って、今日限りですねと言って、「親養えるためにはねあんたをこうしないといけないから、親を恨まないでくれね」と言ってたいへんあれしてね、泣いて別れるわけさ。穴を掘ってね、穴よ、掘っていいじぶん、掘ったらこっちから壺が出てくるのよ、穴から。なんて、壺が出たらね、もう開けてみたら黄金が入っているさね、金がたくさん。と、これびっくりしてまた家に持って帰ってね、このあのじゅんに、おじいさんに話すわけさね。「おじいさんの言い付け通りあそこを掘ってみたらね、これしか入っていないで、これが入っていますけれども、これ出してこっちに埋めますか」と言ったらね、おじいさんこれ現れるわけさ。「ほんとはね、私も同じ人間だのにねなぜ孫を殺すか。あなた方のね心みるためだったからね。あんたが孝行はするからあんたにこの財産あげましょう」と言ってあげるわけ、この金。うん、だったらこの三男は喜んでね、子供もあれするしお金もたくさんもらうし喜んでいるうちに、次男、ちゃく長男も、次男ももうこれを聞いてからね、これを殺しに来るわけよ。〔はあ、弟を〕。うん。それでね、はじめは長男が三男殺しに行って、また次男も行ってあれするけどあれさ。殺せ、次男も殺せ、相討ちしてね、長男次男は相討ちして死んで三男は殺しきれないわけさね。殺される、どこ斬られて死ぬさ、気絶か何かして、死ぬよ。死んでよ墓に埋めるけどね、あれさ、墓にあれするさね、人が、昔は人が死んだらよ、チャーマチーといって、おちゃえがはなえぐぁ持ってね一週間ぐらい通いますよ、墓に、お墓に。そしてあの通っていったらね、中で物音がするわけさね、物音がするわけ。そしたら不思議だねと思って立って聞いていたら、この三男の声さね。生きている声だから早速この墓を開けてね出したらよ、生きていたって。このかんちょうからはね、出てそこにあれして生きていたって。それ出してまたあの、立派、恢復してからね、体恢復してからこの人の話、話さね三男の、そういったらよ、神様があれだから、助けたった。「あんたは孝行者だからそんなに早くね、こんな所に来てはいけない」といって助けるだけれどもね。「七月は、その代わり七月になったらね、おむかえましと」、お盆、お盆さねお盆の由来、お盆の由来さこれ。「そしてお盆のご馳走いろいろかざってねお祭りをしなさい。それをね、この世に帰ってこれを広げるようにしなさい」といって言い付けられてね、この七月お盆はこの人からの始まりって。〔ああ、それで。〕ええ。だから(聞き取り不能)は地、地の神とかいった。
| レコード番号 | 47O417731 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C389 |
| 決定題名 | 子供の肝(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 子供の肝 |
| 話者名 | 内間英子 |
| 話者名かな | うちまえいこ |
| 生年月日 | 19120810 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 宜野湾市嘉数 |
| 記録日 | 19800713 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T30B01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | あの男の子が三人いたそうですよ。それでねとってももう金持ちであるしね財産は多 いし、もうこれは孝行する男の子に財産をやろうと思ってね、ある知恵を絞ってこのあの三名の子供を試すわけですよね。それではじめは長男呼んで「私はもう年とってもう足力もないし、だからミルク飲まないといけないからね、あんたの子供は殺してよ」、殺してまでさ、「あんたの子供はあれしてあんたのあのお乳を私にあげてくれないかね」といって頼んだら、子供殺してまでね出来ないと言って断るわけさ、長男。次男もまた、次男にもこう言ったらねあれも断るわけ、次男も。今度はまた三男呼んで言ったらね、「生きている親、じゃないね、親は一人しかいないからいつまでも元気で(聞き取り不能)、じゃ私の子供はね殺してでもね養いますよ」と言うわけさ、夫婦で、三男はよ。もうこのおじいさんは泣いてね、(聞き取り不能)じゃああのよろしくお願いしますねと言ってね。だったらこの子供はね、もうあそこの向こうに、どこの後ろの山に松が植えてあるから、三本松んでかな、真ん中の松といったかな、これにね、松の、松の根に必ず生き埋めしなさいと言うわけさ。息子、子供よ、孫をよ。そしたらしぶしぶ夫婦行くさね、これをあの、鍬も持って。穴掘って、今日限りですねと言って、「親養えるためにはねあんたをこうしないといけないから、親を恨まないでくれね」と言ってたいへんあれしてね、泣いて別れるわけさ。穴を掘ってね、穴よ、掘っていいじぶん、掘ったらこっちから壺が出てくるのよ、穴から。なんて、壺が出たらね、もう開けてみたら黄金が入っているさね、金がたくさん。と、これびっくりしてまた家に持って帰ってね、このあのじゅんに、おじいさんに話すわけさね。「おじいさんの言い付け通りあそこを掘ってみたらね、これしか入っていないで、これが入っていますけれども、これ出してこっちに埋めますか」と言ったらね、おじいさんこれ現れるわけさ。「ほんとはね、私も同じ人間だのにねなぜ孫を殺すか。あなた方のね心みるためだったからね。あんたが孝行はするからあんたにこの財産あげましょう」と言ってあげるわけ、この金。うん、だったらこの三男は喜んでね、子供もあれするしお金もたくさんもらうし喜んでいるうちに、次男、ちゃく長男も、次男ももうこれを聞いてからね、これを殺しに来るわけよ。〔はあ、弟を〕。うん。それでね、はじめは長男が三男殺しに行って、また次男も行ってあれするけどあれさ。殺せ、次男も殺せ、相討ちしてね、長男次男は相討ちして死んで三男は殺しきれないわけさね。殺される、どこ斬られて死ぬさ、気絶か何かして、死ぬよ。死んでよ墓に埋めるけどね、あれさ、墓にあれするさね、人が、昔は人が死んだらよ、チャーマチーといって、おちゃえがはなえぐぁ持ってね一週間ぐらい通いますよ、墓に、お墓に。そしてあの通っていったらね、中で物音がするわけさね、物音がするわけ。そしたら不思議だねと思って立って聞いていたら、この三男の声さね。生きている声だから早速この墓を開けてね出したらよ、生きていたって。このかんちょうからはね、出てそこにあれして生きていたって。それ出してまたあの、立派、恢復してからね、体恢復してからこの人の話、話さね三男の、そういったらよ、神様があれだから、助けたった。「あんたは孝行者だからそんなに早くね、こんな所に来てはいけない」といって助けるだけれどもね。「七月は、その代わり七月になったらね、おむかえましと」、お盆、お盆さねお盆の由来、お盆の由来さこれ。「そしてお盆のご馳走いろいろかざってねお祭りをしなさい。それをね、この世に帰ってこれを広げるようにしなさい」といって言い付けられてね、この七月お盆はこの人からの始まりって。〔ああ、それで。〕ええ。だから(聞き取り不能)は地、地の神とかいった。 |
| 梗概(こうがい) | あの男の子が三人いたそうですよ。それでねとってももう金持ちであるしね財産は多 いし、もうこれは孝行する男の子に財産をやろうと思ってね、ある知恵を絞ってこのあの三名の子供を試すわけですよね。それではじめは長男呼んで「私はもう年とってもう足力もないし、だからミルク飲まないといけないからね、あんたの子供は殺してよ」、殺してまでさ、「あんたの子供はあれしてあんたのあのお乳を私にあげてくれないかね」といって頼んだら、子供殺してまでね出来ないと言って断るわけさ、長男。次男もまた、次男にもこう言ったらねあれも断るわけ、次男も。今度はまた三男呼んで言ったらね、「生きている親、じゃないね、親は一人しかいないからいつまでも元気で(聞き取り不能)、じゃ私の子供はね殺してでもね養いますよ」と言うわけさ、夫婦で、三男はよ。もうこのおじいさんは泣いてね、(聞き取り不能)じゃああのよろしくお願いしますねと言ってね。だったらこの子供はね、もうあそこの向こうに、どこの後ろの山に松が植えてあるから、三本松んでかな、真ん中の松といったかな、これにね、松の、松の根に必ず生き埋めしなさいと言うわけさ。息子、子供よ、孫をよ。そしたらしぶしぶ夫婦行くさね、これをあの、鍬も持って。穴掘って、今日限りですねと言って、「親養えるためにはねあんたをこうしないといけないから、親を恨まないでくれね」と言ってたいへんあれしてね、泣いて別れるわけさ。穴を掘ってね、穴よ、掘っていいじぶん、掘ったらこっちから壺が出てくるのよ、穴から。なんて、壺が出たらね、もう開けてみたら黄金が入っているさね、金がたくさん。と、これびっくりしてまた家に持って帰ってね、このあのじゅんに、おじいさんに話すわけさね。「おじいさんの言い付け通りあそこを掘ってみたらね、これしか入っていないで、これが入っていますけれども、これ出してこっちに埋めますか」と言ったらね、おじいさんこれ現れるわけさ。「ほんとはね、私も同じ人間だのにねなぜ孫を殺すか。あなた方のね心みるためだったからね。あんたが孝行はするからあんたにこの財産あげましょう」と言ってあげるわけ、この金。うん、だったらこの三男は喜んでね、子供もあれするしお金もたくさんもらうし喜んでいるうちに、次男、ちゃく長男も、次男ももうこれを聞いてからね、これを殺しに来るわけよ。〔はあ、弟を〕。うん。それでね、はじめは長男が三男殺しに行って、また次男も行ってあれするけどあれさ。殺せ、次男も殺せ、相討ちしてね、長男次男は相討ちして死んで三男は殺しきれないわけさね。殺される、どこ斬られて死ぬさ、気絶か何かして、死ぬよ。死んでよ墓に埋めるけどね、あれさ、墓にあれするさね、人が、昔は人が死んだらよ、チャーマチーといって、おちゃえがはなえぐぁ持ってね一週間ぐらい通いますよ、墓に、お墓に。そしてあの通っていったらね、中で物音がするわけさね、物音がするわけ。そしたら不思議だねと思って立って聞いていたら、この三男の声さね。生きている声だから早速この墓を開けてね出したらよ、生きていたって。このかんちょうからはね、出てそこにあれして生きていたって。それ出してまたあの、立派、恢復してからね、体恢復してからこの人の話、話さね三男の、そういったらよ、神様があれだから、助けたった。「あんたは孝行者だからそんなに早くね、こんな所に来てはいけない」といって助けるだけれどもね。「七月は、その代わり七月になったらね、おむかえましと」、お盆、お盆さねお盆の由来、お盆の由来さこれ。「そしてお盆のご馳走いろいろかざってねお祭りをしなさい。それをね、この世に帰ってこれを広げるようにしなさい」といって言い付けられてね、この七月お盆はこの人からの始まりって。〔ああ、それで。〕ええ。だから(聞き取り不能)は地、地の神とかいった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:07 |
| 物語の時間数 | 4:43 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |