橋が、嘉手納と読谷の間に橋があるさ。あれなに橋かね。ああ、なに橋といってるかね。この橋のところ来たら、売られてよ、家が心配だから。あのね、したら、あの、歌もするよね、ここでね。情けない人のわん渡すために、かけて、あゆさげて、なんとか。歌があるさ。この人、もう小さい時から歌人だからね。歌作って、うん、そんで、うん、あの、あれするわけさ。これ越えて、橋越えて、辻に行って、とにかくもう大人になってね。辻だから男相手の仕事さね。だから、とい侍と仲良くなってあれしているのを、この侍はお金をもって来ないもんだからね、このジュリアンマーが欲張ってからに、なに、とってももうお金持ちの人がね、これから(聞き取り不能)によばれなさいといってあれしたらね、もう仕方なく、仕方なく、じゃああのあれしますと言ってこの人の所に行って、一夜は明かしたわけさね。そしたらもうこの人は喜んで、私はもう有名な吉屋チルーをもうあれしたと言ってね。やっぱり吹聴もするし。またあの後聞いたらね、この人はあれ、ニンブチャーといってね、ニンブチャーがしら。ニンブチャーといったら昔はね、人が亡くなった時よ、あらけーけーけんしてね、あれしよった。歩くのがてさ。乞食で、乞食、要は。要は乞食さ。はい、これかしら、これ、これだったって。それでこれを知ったもんだから、この人は、吉屋チルーはがっかりしてね、じ、自殺するわけさ。それでね自殺して、あのあれして後からこの侍がねまた訪ねて行ったらね吉屋チルーはいないし。またあのそれの育て親さ、ジュリアンマーは。もう、こうこうだったですよと言っていきさつを話したらね、この人もがっかりして帰るんだけどね。あのあれさ、で、なんとか、なかざとのなかざと按司、なかざとのなんとかいってた。いしいのなかざと按司。えらいあのあれだけど。シルジトゥミ、シルジトゥミといったらなにかな、あの王様のいらっしゃる所、首里城。あそこに勤めていらっしゃって。それであの王様がちゃー山と言う所に家を建てたそうで。自分のもう休憩所さ、いわばあのなんと言ったらいいかな、別荘みたような。これを建てて、建てたもんだからね。あんたあのなかざと、あんたねこれのたいする歌を一つ詠みなさいと言われたわけさ。だからこの人心配してね、もう頭には浮かんで来ないし、どうしようかね、どうしようかと迷ってね、道から歩く時によ。この吉屋チルーをかめに入れてね、兄さんが田舎に連れて行くの、会うわけさ。会ったら、あの、会うんじゃない、この人たち休んでいたって、あの道端に。この思案してね、歩いているの、考えている時にあの、歌詠みよったって。ああなにか、だ、かみこわからないけどね。「あしれうちゃがえる、うちゃやうどん」て。前は、「うしゅいっとぅん」じゃなし、なんとかいっていた。うちぁ、はっきり覚えてらんけど。骸骨かめの中でさっき、詠んでいるわけ。で、この侍はびっくりしてね、あ、これチルーの声だけどねどこにいるのかね、と言ったらね、そこに二人でねかめを前にして座っていたって。それで、チルーだったね、あんたが、あんただったねといってね、有り難いと言ってこっちでね、こっちであれして、このあのお骨もあれして、このまって、祀ってくれるさ。その侍、なかざとの。とっても歌詠みだったって、吉屋チルーは。この人はね、自分がかめくうたってよ、しもく返す人のよね。どんなおじいさんでも、どんなもう、みじめな人でもあの貧弱な人でもよばれよったって、相手にしよったって。え。だから自分がこれ好きだから、もう頭のあしんけんじゃやるばって。
| レコード番号 | 47O417720 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C388 |
| 決定題名 | 吉屋チルー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | 吉屋チルー |
| 話者名 | 内間英子 |
| 話者名かな | うちまえいこ |
| 生年月日 | 19120810 |
| 性別 | 女 |
| 出身地 | 宜野湾市嘉数 |
| 記録日 | 19800713 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T30A05 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 伝説 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 橋,辻,吉屋チルー,ニンブチャー,自殺,ちゃー山 |
| 梗概(こうがい) | 橋が、嘉手納と読谷の間に橋があるさ。あれなに橋かね。ああ、なに橋といってるかね。この橋のところ来たら、売られてよ、家が心配だから。あのね、したら、あの、歌もするよね、ここでね。情けない人のわん渡すために、かけて、あゆさげて、なんとか。歌があるさ。この人、もう小さい時から歌人だからね。歌作って、うん、そんで、うん、あの、あれするわけさ。これ越えて、橋越えて、辻に行って、とにかくもう大人になってね。辻だから男相手の仕事さね。だから、とい侍と仲良くなってあれしているのを、この侍はお金をもって来ないもんだからね、このジュリアンマーが欲張ってからに、なに、とってももうお金持ちの人がね、これから(聞き取り不能)によばれなさいといってあれしたらね、もう仕方なく、仕方なく、じゃああのあれしますと言ってこの人の所に行って、一夜は明かしたわけさね。そしたらもうこの人は喜んで、私はもう有名な吉屋チルーをもうあれしたと言ってね。やっぱり吹聴もするし。またあの後聞いたらね、この人はあれ、ニンブチャーといってね、ニンブチャーがしら。ニンブチャーといったら昔はね、人が亡くなった時よ、あらけーけーけんしてね、あれしよった。歩くのがてさ。乞食で、乞食、要は。要は乞食さ。はい、これかしら、これ、これだったって。それでこれを知ったもんだから、この人は、吉屋チルーはがっかりしてね、じ、自殺するわけさ。それでね自殺して、あのあれして後からこの侍がねまた訪ねて行ったらね吉屋チルーはいないし。またあのそれの育て親さ、ジュリアンマーは。もう、こうこうだったですよと言っていきさつを話したらね、この人もがっかりして帰るんだけどね。あのあれさ、で、なんとか、なかざとのなかざと按司、なかざとのなんとかいってた。いしいのなかざと按司。えらいあのあれだけど。シルジトゥミ、シルジトゥミといったらなにかな、あの王様のいらっしゃる所、首里城。あそこに勤めていらっしゃって。それであの王様がちゃー山と言う所に家を建てたそうで。自分のもう休憩所さ、いわばあのなんと言ったらいいかな、別荘みたような。これを建てて、建てたもんだからね。あんたあのなかざと、あんたねこれのたいする歌を一つ詠みなさいと言われたわけさ。だからこの人心配してね、もう頭には浮かんで来ないし、どうしようかね、どうしようかと迷ってね、道から歩く時によ。この吉屋チルーをかめに入れてね、兄さんが田舎に連れて行くの、会うわけさ。会ったら、あの、会うんじゃない、この人たち休んでいたって、あの道端に。この思案してね、歩いているの、考えている時にあの、歌詠みよったって。ああなにか、だ、かみこわからないけどね。「あしれうちゃがえる、うちゃやうどん」て。前は、「うしゅいっとぅん」じゃなし、なんとかいっていた。うちぁ、はっきり覚えてらんけど。骸骨かめの中でさっき、詠んでいるわけ。で、この侍はびっくりしてね、あ、これチルーの声だけどねどこにいるのかね、と言ったらね、そこに二人でねかめを前にして座っていたって。それで、チルーだったね、あんたが、あんただったねといってね、有り難いと言ってこっちでね、こっちであれして、このあのお骨もあれして、このまって、祀ってくれるさ。その侍、なかざとの。とっても歌詠みだったって、吉屋チルーは。この人はね、自分がかめくうたってよ、しもく返す人のよね。どんなおじいさんでも、どんなもう、みじめな人でもあの貧弱な人でもよばれよったって、相手にしよったって。え。だから自分がこれ好きだから、もう頭のあしんけんじゃやるばって。 |
| 全体の記録時間数 | 5:18 |
| 物語の時間数 | 5:00 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |