薩摩の国から灰縄、雄鶏の卵等の御用が来た。それまでモーイの事を馬鹿だと思っていたが、そうでないことを知り、父の代わりに薩摩に行くことになる。モーイが薩摩へ御用に行くと、薩摩の人は「父への御用なのに、何故お前が来たのか」と言う。モーイは「父は御産で来れない」と答えると、「男が御産をするか」と言われたので、「だから雄鶏の卵もない」と答えたという。また、御殿運び御用が来た時も、モーイが薩摩に「これを運ぶのに必要なヘラと船を送ってくれ」と言い返した。灰縄御用が来た時は、縄を綯って焼き崩れないように箱に入れて薩摩に送ったそうだ。モーイの学校時代は友達は皆、学校に行くが、モーイは学校へ行かなかった。皆が学校へ行く時、モーイは蛙や蟹を取って川で遊んでいたので、「伊野波の馬鹿」と嘲笑ったという。しかし、先生は知っていて、「モーイは私より尊い生まれだよ」と生徒に言うと、「あんな馬鹿が先生より尊い生まれのはずがない」と言った。しかし、先生が言うことなので、モーイの所に学問を習いに行くと、モーイは新聞を出して「今日はいい日、あすはいい日」としか言わず、学問は教えなかった。モーイは床下で蝋燭の光で勉強していたという。親はモーイを馬鹿扱いしていた。モーイは煙草を相当吸っていたので、「お前は少しの間でこんなに煙草を吸ってはいけない」と言われる。それで、「何吹きずつ吸えばいいのか」と問うと、親は「一日に一吹きでも二吹きでもいい。何本と決めて煙草を吸いなさい」と言うと、モーイは大きなキセルを作って一吹きで沢山の煙草を吸ったという。
| レコード番号 | 47O417664 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C386 |
| 決定題名 | モーイ親方 難題 勉強 一吹き煙草(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 比嘉恵松 |
| 話者名かな | ひがけいまつ |
| 生年月日 | 18950000 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 中城村 |
| 記録日 | 19800227 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T28A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 村の年寄りから聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 薩摩の国,灰縄,雄鶏の卵,モーイ,馬鹿,御殿運び,学校,蛙や蟹,煙草 |
| 梗概(こうがい) | 薩摩の国から灰縄、雄鶏の卵等の御用が来た。それまでモーイの事を馬鹿だと思っていたが、そうでないことを知り、父の代わりに薩摩に行くことになる。モーイが薩摩へ御用に行くと、薩摩の人は「父への御用なのに、何故お前が来たのか」と言う。モーイは「父は御産で来れない」と答えると、「男が御産をするか」と言われたので、「だから雄鶏の卵もない」と答えたという。また、御殿運び御用が来た時も、モーイが薩摩に「これを運ぶのに必要なヘラと船を送ってくれ」と言い返した。灰縄御用が来た時は、縄を綯って焼き崩れないように箱に入れて薩摩に送ったそうだ。モーイの学校時代は友達は皆、学校に行くが、モーイは学校へ行かなかった。皆が学校へ行く時、モーイは蛙や蟹を取って川で遊んでいたので、「伊野波の馬鹿」と嘲笑ったという。しかし、先生は知っていて、「モーイは私より尊い生まれだよ」と生徒に言うと、「あんな馬鹿が先生より尊い生まれのはずがない」と言った。しかし、先生が言うことなので、モーイの所に学問を習いに行くと、モーイは新聞を出して「今日はいい日、あすはいい日」としか言わず、学問は教えなかった。モーイは床下で蝋燭の光で勉強していたという。親はモーイを馬鹿扱いしていた。モーイは煙草を相当吸っていたので、「お前は少しの間でこんなに煙草を吸ってはいけない」と言われる。それで、「何吹きずつ吸えばいいのか」と問うと、親は「一日に一吹きでも二吹きでもいい。何本と決めて煙草を吸いなさい」と言うと、モーイは大きなキセルを作って一吹きで沢山の煙草を吸ったという。 |
| 全体の記録時間数 | 5:08 |
| 物語の時間数 | 4:25 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |