昔、モーイ親方はたいそうでき物であった。おかっぱ頭をして馬鹿だと言われていたが、勉強は小さな灯りや線香の火をつけてしていた。しかし、人は勉強しているのは分からずに馬鹿扱いしていた。薩摩の国から沖縄の王に八重山にある於茂登岳を持って来いという。それで王が「どう返事したらよいか」と言うと、モーイ親方が「私が分かります」と言う。「お前が分かるのか」と言うが、「簡単だ」と言う。そして、首里の偉い人が皆集まって「どうして返事をしよう。どうして山を持って行こう」と言っていると、モーイ親方が「ああ、それは簡単です。沖縄には於茂登岳を運ぶ船がないので、船を造って持たせて下さい」と言ったので、薩摩は負けてしまった。また、「灰縄を持って来い」と言ったので、綱を綯って焼いたら灰縄になるのでそういうふうにした。
| レコード番号 | 47O417605 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C384 |
| 決定題名 | モーイ親方 勉強 難題(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | モーイ親方 |
| 話者名 | 当山全良 |
| 話者名かな | とうやまぜんりょう |
| 生年月日 | 19051210 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市志真志 |
| 記録日 | 19800228 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T26A15 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | モーイ親方,馬鹿,勉強,薩摩の国,於茂登岳,運ぶ船,灰縄 |
| 梗概(こうがい) | 昔、モーイ親方はたいそうでき物であった。おかっぱ頭をして馬鹿だと言われていたが、勉強は小さな灯りや線香の火をつけてしていた。しかし、人は勉強しているのは分からずに馬鹿扱いしていた。薩摩の国から沖縄の王に八重山にある於茂登岳を持って来いという。それで王が「どう返事したらよいか」と言うと、モーイ親方が「私が分かります」と言う。「お前が分かるのか」と言うが、「簡単だ」と言う。そして、首里の偉い人が皆集まって「どうして返事をしよう。どうして山を持って行こう」と言っていると、モーイ親方が「ああ、それは簡単です。沖縄には於茂登岳を運ぶ船がないので、船を造って持たせて下さい」と言ったので、薩摩は負けてしまった。また、「灰縄を持って来い」と言ったので、綱を綯って焼いたら灰縄になるのでそういうふうにした。 |
| 全体の記録時間数 | 2:57 |
| 物語の時間数 | 2:41 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | 〇 |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |