城間仲 大歳の盗人(共通語混)

概要

城間仲がどうして金を儲けたかということは分からないが、昔から城間仲は金持ちであったので、「あるなーか城間仲」と皆が言う。沖縄のある貧乏人が昔、戦争前には人力車というのがあった。人力車持ちがあまりに貧乏なので、大晦日の夜に子供が三人もいる人力車であったようだ。子供達に年越しをさせたいがお金がないので、火正月をしようと火を燃やしていた。それで父親は、「私は城間仲で泥棒をして来よう」と言う。本当の泥棒ではないけれどの、子供達に年を取らせるために泥棒をしに行く。昔、沖縄は一つの家に一番座、二番座と台所といって、芋を煮る所があった。その芋はサトウキビの葉を燃やして似た。城間仲の召使の後から隠れて床下に入って行き、裏座から天井に上がって様子を見ていた。城間仲の主は泥棒が天井に昇るのを見ていたようだが知らんふりをしていた。それから召使たちと一緒に年を越しをすることになっていたので、主が「天井にいる若者、降りて来なさい、ここで年を越しなさい」という。「悪うございました」と言って下に降りて来る。それで「どうしてあなたは天井に昇ったのか」と聞くと、「実は私は大晦日の夜になっても妻子に年を取らせることができない。それで、あなた達からお金を盗みに来ました」と言う。「そうなら、召使三人と一緒に行って調べて来なさい」といい、召使たちが行って来て「本当のことでした。妻は火を燃やして父ちゃんはもう来るか、もう来るか」と待っていましたと言うと、お金三百貫と米俵2、3表を持たせた。それで年を取って、それから城間仲は「あるなーか城間仲」といって噂がたった。

再生時間:6:47

民話詳細DATA

レコード番号 47O417503
CD番号 47O41C380
決定題名 城間仲 大歳の盗人(共通語混)
話者がつけた題名 城間仲
話者名 山城正喜
話者名かな やましろせいき
生年月日 19040814
性別
出身地 宜野湾市神山
記録日 19800228
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T23B05
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 城間の人から聞いた。
文字化資料
キーワード 城間仲,金持ち,貧乏,年越し,
梗概(こうがい) 城間仲がどうして金を儲けたかということは分からないが、昔から城間仲は金持ちであったので、「あるなーか城間仲」と皆が言う。沖縄のある貧乏人が昔、戦争前には人力車というのがあった。人力車持ちがあまりに貧乏なので、大晦日の夜に子供が三人もいる人力車であったようだ。子供達に年越しをさせたいがお金がないので、火正月をしようと火を燃やしていた。それで父親は、「私は城間仲で泥棒をして来よう」と言う。本当の泥棒ではないけれどの、子供達に年を取らせるために泥棒をしに行く。昔、沖縄は一つの家に一番座、二番座と台所といって、芋を煮る所があった。その芋はサトウキビの葉を燃やして似た。城間仲の召使の後から隠れて床下に入って行き、裏座から天井に上がって様子を見ていた。城間仲の主は泥棒が天井に昇るのを見ていたようだが知らんふりをしていた。それから召使たちと一緒に年を越しをすることになっていたので、主が「天井にいる若者、降りて来なさい、ここで年を越しなさい」という。「悪うございました」と言って下に降りて来る。それで「どうしてあなたは天井に昇ったのか」と聞くと、「実は私は大晦日の夜になっても妻子に年を取らせることができない。それで、あなた達からお金を盗みに来ました」と言う。「そうなら、召使三人と一緒に行って調べて来なさい」といい、召使たちが行って来て「本当のことでした。妻は火を燃やして父ちゃんはもう来るか、もう来るか」と待っていましたと言うと、お金三百貫と米俵2、3表を持たせた。それで年を取って、それから城間仲は「あるなーか城間仲」といって噂がたった。
全体の記録時間数 7:03
物語の時間数 6:47
言語識別 混在
音源の質
テープ番号
予備項目1

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