八重山のタンチャーマヤーと言って、人の恐れる程短気者で乱暴者のウッチ(指導者)であった。その人はクージ(公儀=王府)から八重山の米を納めることや人を納めることを任されていたので、全て自分勝手にした。タンチャーマヤーは、村のきれいな娘達を集めその中でも最もきれいな娘を自分の妻にしようとする。しかし、その娘には親が縁組した男の人がいたので嫌だと断る。その娘は家に帰し、今度は縁組してある男を呼ぶ。その男に「あの娘は自分の妻にするからお前は他人を考えなさい」と言う。そして、もう一度娘を連れて来て相手の男にも話はつけてあると言って無理矢理妻にする。渡嘉敷ペークは、沖縄全島を廻り、悪人を捕える役目を王府から任されていた。その頃の悪い人は宮古や八重山島流しにされていたので娘と縁組されていた男は、その娘と同じ部落におらせることはできないということで、島流しにされる為に八重山の港にいた。その男を不思議に思った渡嘉敷ペークが「お前はこんなに若いのに、何の悪い事をしたのか。」と尋ねる。男は「タンチャーマヤーという人が、私と縁組された女の人を妻にすると言って仕事をしないでも食べられるから」と言い含めた。しかし女の人は言うことをまかなかった。「私はそんなふうに悪い事もしないのだが、タンチャーマヤーという人が島流しにさせた。私があの村にいたら女の心が落ち着かないということでそれで私は島流しになっています。」それで渡嘉敷ペークは「それは私が、その女の人とあなたと夫婦にするようにするから、あなたは家に帰りなさい。」と言って、二人の役人は渡嘉敷ペークに投げ飛ばされる。渡嘉敷ペークは力の強い人であったので、今度は渡嘉敷ペークミーハガークサラーに立派に着物を着て風呂敷を被ってタンチャーマヤーの所に行く。そこで、その風呂敷の頬破りを取り「私は渡嘉敷ペークという指導者だが解るか」と言うと、その時からタンチャマヤーは驚く。渡嘉敷ペークが女を返すかと問うと返すと答えたので、その女を返して、縁を結んだ男と結婚させた。そしてタンチャーマヤーには、渡嘉敷ペークが連れて来た女の人と結婚させる。
| レコード番号 | 47O417347 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C375 |
| 決定題名 | 渡嘉敷ペークとタンチャーマヤー(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 喜瀬真憲 |
| 話者名かな | きせしんけん |
| 生年月日 | 19010310 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市我如古 |
| 記録日 | 19800226 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T20A20 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 笑話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | - |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 八重山のタンチャーマヤー,短気者,暴者,八重山,渡嘉敷ペーク |
| 梗概(こうがい) | 八重山のタンチャーマヤーと言って、人の恐れる程短気者で乱暴者のウッチ(指導者)であった。その人はクージ(公儀=王府)から八重山の米を納めることや人を納めることを任されていたので、全て自分勝手にした。タンチャーマヤーは、村のきれいな娘達を集めその中でも最もきれいな娘を自分の妻にしようとする。しかし、その娘には親が縁組した男の人がいたので嫌だと断る。その娘は家に帰し、今度は縁組してある男を呼ぶ。その男に「あの娘は自分の妻にするからお前は他人を考えなさい」と言う。そして、もう一度娘を連れて来て相手の男にも話はつけてあると言って無理矢理妻にする。渡嘉敷ペークは、沖縄全島を廻り、悪人を捕える役目を王府から任されていた。その頃の悪い人は宮古や八重山島流しにされていたので娘と縁組されていた男は、その娘と同じ部落におらせることはできないということで、島流しにされる為に八重山の港にいた。その男を不思議に思った渡嘉敷ペークが「お前はこんなに若いのに、何の悪い事をしたのか。」と尋ねる。男は「タンチャーマヤーという人が、私と縁組された女の人を妻にすると言って仕事をしないでも食べられるから」と言い含めた。しかし女の人は言うことをまかなかった。「私はそんなふうに悪い事もしないのだが、タンチャーマヤーという人が島流しにさせた。私があの村にいたら女の心が落ち着かないということでそれで私は島流しになっています。」それで渡嘉敷ペークは「それは私が、その女の人とあなたと夫婦にするようにするから、あなたは家に帰りなさい。」と言って、二人の役人は渡嘉敷ペークに投げ飛ばされる。渡嘉敷ペークは力の強い人であったので、今度は渡嘉敷ペークミーハガークサラーに立派に着物を着て風呂敷を被ってタンチャーマヤーの所に行く。そこで、その風呂敷の頬破りを取り「私は渡嘉敷ペークという指導者だが解るか」と言うと、その時からタンチャマヤーは驚く。渡嘉敷ペークが女を返すかと問うと返すと答えたので、その女を返して、縁を結んだ男と結婚させた。そしてタンチャーマヤーには、渡嘉敷ペークが連れて来た女の人と結婚させる。 |
| 全体の記録時間数 | 9:09 |
| 物語の時間数 | 9:00 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |