与那原ンファーというのだが、一人は下与那原の人で友達であった。お互いの子供を夫婦にしようと約束していた。一方は男の子が生まれ、もう一方は女の子が生まれた。女は徳もちで、大きくなってから金持ちになった。倉も3つも4つも作り、子供もできて幸福に暮らしていた。だが、ある日、ご飯を供える時に忙しくて古米で作って供えた。夫は、「どうして新しい米で作らずに、古米で作って供えたか」と怒り、女は家から追い出した。女は節日に家を出されたので、家に帰ることもできず、どうしようかと子供を抱いて道に立っていた。山奥に行くと、炭焼きのお爺さんがいた。女はその日、お爺さんの家に泊まる。そして、「私をずっとここに置いて下さい」と言うが、炭焼きは断る。女は、「では、私を妻にして下さい」と言い、二人は夫婦になって暮らす。そして金を見つける。その黄金を取って金持ちになる。前の夫は次第に貧乏になり、ワラジ作りをしていた。女の家にワラジを売りに行く。女はすぐに前の夫だと気づいたが、男の方は気付かない。女は男に御馳走してあげる。男は毎日その家に来るようになる。ワラジを2束あげて、1束分のお金をもらっていた。そうして、何回女の家に通っても女のことに気づかない。女は理由を話そうと、「私はあなたの前の妻だけど、どうしてこんなに落ちぶれているのか」と言うと、男は驚き、自分で自分の舌を噛んで死んでしまう。女は驚き、主人に見られたら大変だと、家の門の側に男を葬った。「あなたは私の夫であれば立派に葬ってあげるけど、私はあなたと別れて別の所にいるから立派に葬ってあげられない。その代わり、タリ水は受け取って下さい」と女は言った。それからタリ水(お茶)は家の門に投げるようになった。
| レコード番号 | 47O417125 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C369 |
| 決定題名 | 産神問答(シマグチ) |
| 話者がつけた題名 | 産神問答 |
| 話者名 | 大湾朝徳 |
| 話者名かな | おおわんちょうとく |
| 生年月日 | 19080106 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市喜友名 |
| 記録日 | 19780813 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T10B02 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 本格昔話 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | 年寄りから聞いた。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 与那原ンファー,子供を夫婦,古米,炭焼きのお爺さん,黄金,ワラジ作り,お茶 |
| 梗概(こうがい) | 与那原ンファーというのだが、一人は下与那原の人で友達であった。お互いの子供を夫婦にしようと約束していた。一方は男の子が生まれ、もう一方は女の子が生まれた。女は徳もちで、大きくなってから金持ちになった。倉も3つも4つも作り、子供もできて幸福に暮らしていた。だが、ある日、ご飯を供える時に忙しくて古米で作って供えた。夫は、「どうして新しい米で作らずに、古米で作って供えたか」と怒り、女は家から追い出した。女は節日に家を出されたので、家に帰ることもできず、どうしようかと子供を抱いて道に立っていた。山奥に行くと、炭焼きのお爺さんがいた。女はその日、お爺さんの家に泊まる。そして、「私をずっとここに置いて下さい」と言うが、炭焼きは断る。女は、「では、私を妻にして下さい」と言い、二人は夫婦になって暮らす。そして金を見つける。その黄金を取って金持ちになる。前の夫は次第に貧乏になり、ワラジ作りをしていた。女の家にワラジを売りに行く。女はすぐに前の夫だと気づいたが、男の方は気付かない。女は男に御馳走してあげる。男は毎日その家に来るようになる。ワラジを2束あげて、1束分のお金をもらっていた。そうして、何回女の家に通っても女のことに気づかない。女は理由を話そうと、「私はあなたの前の妻だけど、どうしてこんなに落ちぶれているのか」と言うと、男は驚き、自分で自分の舌を噛んで死んでしまう。女は驚き、主人に見られたら大変だと、家の門の側に男を葬った。「あなたは私の夫であれば立派に葬ってあげるけど、私はあなたと別れて別の所にいるから立派に葬ってあげられない。その代わり、タリ水は受け取って下さい」と女は言った。それからタリ水(お茶)は家の門に投げるようになった。 |
| 全体の記録時間数 | 5:48 |
| 物語の時間数 | 5:40 |
| 言語識別 | 方言 |
| 音源の質 | ◎ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |