察度王(共通語)

概要

察度王は、天女と真志喜の奥間との間にできた子供である。この奥間の子孫が、後に真志喜祝女となっている。察度王は子供の頃、頭が良すぎた為か農業を手伝わなかったが、親はそれを許していた。勝連按司の娘はたいへん美人で才能もあった為、婿の申し出がたくさんあったが、按司も娘も承諾しなかった。そんな時、真志喜の奥間の長男が婿になりたいということで勝連城跡を訪ねる。百姓のみないりをしているので、門番が追い返そうとすると、婿になる為に来たと告げる。門番はなおさら怒ってしまったので、言い争いになる。この様子を按司の娘が遠くから見ていると、奥間の息子の頭からは、後光がさしている。その争っている二人のところへ、重役がやって来て、わけを聞く。この重役は見る目があったらしく、通されて按司に会うことができた。しかし按司は、婿にはできないと断る。すると娘が、「自分の夫になる人はこの人だ、聟にしてくれ」と言うので、按司は仕方なく承知する。許しが出たので男が娘を連れて行こうとすると、按司は娘の為に黄金を持たせる。男が「何でこんな物を持って行くか」と言うので(娘が)「これは世の中の一番の宝です」と教える。すると男が、「そんなものなら、家の畑にたくさんある」と言うので、疑いながらも行ってみると、本物の黄金であった。男はカマドにも、黄金でこしらえていて、畑に行くと、その黄金があった。嫁さんがこの黄金を貯えていたらしく、いよいよ、奥間の息子が察度王になった時に、この黄金でシナや日本と貿易を始める。日本から鉄を取り入れ、百姓に農具を与えてやる。察度王と言えば沖縄開発の偉い王である。謝名の黄金森という所があるが、察度王はここで育った。

再生時間:6:14

民話詳細DATA

レコード番号 47O416899
CD番号 47O41C361
決定題名 察度王(共通語)
話者がつけた題名
話者名 国吉真光
話者名かな くによししんこう
生年月日 18991228
性別
出身地 宜野湾市宜野湾
記録日 19780624
記録者の所属組織 沖縄国際大学口承研
元テープ番号 宜野湾T04A08
元テープ管理者 沖縄伝承話資料センター
分類 伝説
発句(ほっく)
伝承事情 お爺さん達から話を聞いたこともあるが、主に本から読んだ。
文字化資料
キーワード 察度王,天女,真志喜の奥間,真志喜祝女,勝連按司の娘,美人
梗概(こうがい) 察度王は、天女と真志喜の奥間との間にできた子供である。この奥間の子孫が、後に真志喜祝女となっている。察度王は子供の頃、頭が良すぎた為か農業を手伝わなかったが、親はそれを許していた。勝連按司の娘はたいへん美人で才能もあった為、婿の申し出がたくさんあったが、按司も娘も承諾しなかった。そんな時、真志喜の奥間の長男が婿になりたいということで勝連城跡を訪ねる。百姓のみないりをしているので、門番が追い返そうとすると、婿になる為に来たと告げる。門番はなおさら怒ってしまったので、言い争いになる。この様子を按司の娘が遠くから見ていると、奥間の息子の頭からは、後光がさしている。その争っている二人のところへ、重役がやって来て、わけを聞く。この重役は見る目があったらしく、通されて按司に会うことができた。しかし按司は、婿にはできないと断る。すると娘が、「自分の夫になる人はこの人だ、聟にしてくれ」と言うので、按司は仕方なく承知する。許しが出たので男が娘を連れて行こうとすると、按司は娘の為に黄金を持たせる。男が「何でこんな物を持って行くか」と言うので(娘が)「これは世の中の一番の宝です」と教える。すると男が、「そんなものなら、家の畑にたくさんある」と言うので、疑いながらも行ってみると、本物の黄金であった。男はカマドにも、黄金でこしらえていて、畑に行くと、その黄金があった。嫁さんがこの黄金を貯えていたらしく、いよいよ、奥間の息子が察度王になった時に、この黄金でシナや日本と貿易を始める。日本から鉄を取り入れ、百姓に農具を与えてやる。察度王と言えば沖縄開発の偉い王である。謝名の黄金森という所があるが、察度王はここで育った。
全体の記録時間数 6:14
物語の時間数 6:14
言語識別 共通語
音源の質
テープ番号
予備項目1

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