宜野湾は、上村渠、後村渠、前村渠、と分かれていた。そのうち宜野湾村の始まりは、上村渠の部落である。昔の上村渠という部落は高台にあって、そこには、祝女殿内、殿、クシの御獄、その側に按司屋敷等、部落のもとになるものが集まっていた。ヌール川もそこにある。人里離れた崖の上に屋敷跡があって、そこには、カニクエーンマ(金喰い馬)という荒馬が養われていた。メーダバル、メーマチュー、メーマチューグムイ等があるが、メーダバルとアガリバルの境に、昔のアシビナーがあった。おもろの中に、上村渠の按司のことを詠んだ歌もある。宜野湾の按司が城の上にのぼって、ウフタバルを見ると、稲のなびくのが美しいという意の歌である。クシの御獄の側にある按司屋敷からは、ウフタバルを見下ろすことができるので、宜野湾の按司の本拠地は、上村渠であったということがわかる。また金喰い馬は、この按司の馬であったのだろう。この馬は真色ではなく、コージ(色が混ざっていることか?)馬だったので、一般の宜野湾の人々は、マージ馬を飼うと、たたりがあるということで、マージ馬は飼わなかった。
| レコード番号 | 47O416892 |
|---|---|
| CD番号 | 47O41C361 |
| 決定題名 | 宜野湾部落の始まり(共通語) |
| 話者がつけた題名 | - |
| 話者名 | 国吉真光 |
| 話者名かな | くによししんこう |
| 生年月日 | 18991228 |
| 性別 | 男 |
| 出身地 | 宜野湾市宜野湾 |
| 記録日 | 19780624 |
| 記録者の所属組織 | 沖縄国際大学口承研 |
| 元テープ番号 | 宜野湾T04A01 |
| 元テープ管理者 | 沖縄伝承話資料センター |
| 分類 | 民俗 |
| 発句(ほっく) | - |
| 伝承事情 | お爺さん達から話を聞いたこともあるが、主に本から読んだ。 |
| 文字化資料 | - |
| キーワード | 宜野湾,上村渠,後村渠,前村渠,祝女殿内,殿,シの御獄,按司屋敷等 |
| 梗概(こうがい) | 宜野湾は、上村渠、後村渠、前村渠、と分かれていた。そのうち宜野湾村の始まりは、上村渠の部落である。昔の上村渠という部落は高台にあって、そこには、祝女殿内、殿、クシの御獄、その側に按司屋敷等、部落のもとになるものが集まっていた。ヌール川もそこにある。人里離れた崖の上に屋敷跡があって、そこには、カニクエーンマ(金喰い馬)という荒馬が養われていた。メーダバル、メーマチュー、メーマチューグムイ等があるが、メーダバルとアガリバルの境に、昔のアシビナーがあった。おもろの中に、上村渠の按司のことを詠んだ歌もある。宜野湾の按司が城の上にのぼって、ウフタバルを見ると、稲のなびくのが美しいという意の歌である。クシの御獄の側にある按司屋敷からは、ウフタバルを見下ろすことができるので、宜野湾の按司の本拠地は、上村渠であったということがわかる。また金喰い馬は、この按司の馬であったのだろう。この馬は真色ではなく、コージ(色が混ざっていることか?)馬だったので、一般の宜野湾の人々は、マージ馬を飼うと、たたりがあるということで、マージ馬は飼わなかった。 |
| 全体の記録時間数 | 7:06 |
| 物語の時間数 | 6:41 |
| 言語識別 | 共通語 |
| 音源の質 | △ |
| テープ番号 | - |
| 予備項目1 | - |